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日テレ「Hulu商法」、『キミセカ』でも炎上! 「嫌い」「腹立つ」クレーム噴出も「初の黒字化」で絶好調!?

2021/03/26 17:24
サイゾーウーマン編集部
『君と世界が終わる日に Seson2』(Hulu)公式サイトより

 3月21日に最終回を迎えた竹内涼真主演の連続ドラマ『君と世界が終わる日に』(日本テレビ系)。その「Season2」が、Hulu で配信されるという告知が流れると、SNS上では「Hulu商法嫌い」「Huluへの誘導は腹が立つ」など、批判の嵐に。かつて『仮面ライダー ディケイド』(テレビ朝日系)が、最終回に「続きは映画で」 と宣伝して大炎上したことを思い出す人もいた様子だ。しかしそんなHuluだが、経営会社は昨年初の黒字となり、絶好調だという。

 同ドラマは、日本テレビとHuluの共同制作ドラマ。「Season1」が日本テレビ系日曜ドラマとして地上波放送され、最終回放送直後から「Season2」がHuluで配信されている。竹内の日本テレビ系連続ドラマ初主演作として、また地上波プライムタイム初のゾンビアクションドラマとしても注目を集めた。

「竹内は自動車整備工の青年・間宮響を演じています。恋人の研修医・小笠原来美(中条あやみ)にプロポーズをしようとしていた響が、トンネル崩落事故に巻き込まれ、命からがら脱出したところ、ゾンビがはびこる絶望的な世界が広がっていた……というストーリーです。ゾンビものの連ドラという目新しさで話題を呼んだものの、世界的大ヒットとなった『ウォーキング・デッド』と比べると、やはり『しょぼい』と感じる視聴者は少なくなかったようで、視聴率は7〜8%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、伸び悩みました。ただ一方で、熱心なファンもついていたようですが」(テレビライター)

 地上波放送後に、続編がHuluにて配信されることは、放送開始前から大々的に告知されてはいたが、それでもSNS上では、「地上波で始めたなら、最後まで地上波でしなきゃ」「有料放送への利益誘導」などと非難の声が上がっているという。

「コロナ禍の影響もあってか、NetflixやAmazonプライムビデオなど、有料の動画配信サービスで映像作品を視聴する文化は、一気に広まりを見せています。それでも日テレが近年連ドラで連発している『続きはHuluで』というやり方が視聴者の間で批判されるのは、無料で楽しめたものが突然有料化するため、『結末を知りたい』という視聴者の気持ちを利用されているように感じるからでしょうね」(同)

 そんな「Hulu商法」批判が巻き起こる一方、Huluを運営する日本テレビ傘下のHJホールディングスは、昨年、設立後初めて黒字化。Huluの好調がその要因だといい、「続きはHuluで」や「Hulu限定スピンオフ」という戦略は奏功しているといえるだろう。むしろ、今後このやり方は「主流となっていくのかもしれない」(同)という。

「そもそも他局でも同様の“商法”はすでに行われています。例えば、上白石萌音主演の連ドラ『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)も、Paravi限定のオリジナルストーリーを配信していましたが、『Hulu商法』ほど、視聴者からの反発はなかった。つまり、問題なのは商法というより、誘導のやり方なのでは。日テレ側は、Huluへの導線を再検討していくことも重要では」(同)

 Hulu商法によって、ドラマの評判自体が下がってしまうのは避けたいところだろうが……。

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最終更新:2021/03/26 17:24
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