乗り換えで大損しないために!

スマホ新料金「3つの地雷」とは? ドコモ・au・ソフトバンク、乗り換えで“大損”“不便”になる注意点

2021/03/01 17:00
サイゾーウーマン編集部
写真ACより

 携帯各社から登場した格安新プラン。すでにドコモの「ahamo」をはじめ、予約を開始しているものもあり、いち早く申し込みを済ませた人もいるだろう。

 しかし、プランの変更やキャリアの乗り換えに際して、見落としてはいけない“地雷”が潜んでいるようだ。なにも知らないままで申し込んだ場合、大損するだけではなく、日常生活に支障を来しかねないという。前編に続き、「スマホ乗り換え相談所オンライン」を運営するGreenEchoes Studio代表の河村亮介氏に、乗り換え時の注意ポイントについて教えていただいた。

 なお、携帯メーカーは大手キャリアのau・ソフトバンク・ドコモ・楽天モバイルによる「MNO」と、イオンモバイルやJCOMモバイルなどいわゆる格安スマホと呼ばれる「MVNO」の2つに大別されるが、今回は大手キャリアのMNOに限定している。

■前編:携帯料金新プラン、チェックすべき「3つのポイント」! 楽天モバイルの重大なデメリットとは?

乗り換え時の地雷1:違約金、手数料……1万7,050円かかる可能性も

――最適な乗り換えプランが決まったら、さっそく申し込みですが、ここでの注意点を教えてください。

河村亮介氏(以下、河村) まずは「違約金(契約解除料)」について。非常にややこしく、わかりにくい話なのですが、他社に乗り換えるケースで見ていきましょう。ここでの重要なポイントは、現在契約しているプランが2019年10月以前の「旧プラン」なのか、それ以降の「新プラン」なのか。

 旧プランだと違約金が1万450円(税込、以下同)で、新プランは1,100円または無料になります。1桁も金額が変わるので、現在旧プランの場合は新プランへ移行してから、乗り換えたほうがお得になるケースもあるんです。

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 なお、ドコモの場合、旧プランでも新プランでもahamoへ移行する場合では違約金はかかりませんが、ahamoを「解約」する場合には「前のプランの違約金が留保=先延ばし」されているため、解約の際に違約金が発生する場合があります。

 なお、ドコモに関しては違約金問題が非常に複雑なため、詳しくはこちらを見てください。

――違約金のほかに、MNP転出料、MNP転入料というものも気になります。MNPとは、電話番号はそのままで携帯電話会社を乗り換えられるサービスですよね。

河村 MNP転出料は現在契約している通信事業者に払う手数料、MNP転入料は乗り換え先に払う手数料で、それぞれ3,300円程度となります。違約金も加えると、手数料だけで1万7,050円になる場合もあります。ただ、楽天モバイルは転入手数料は無料、ソフトバンクとワイモバイル、ドコモはWEBで手続きすれば転入料は無料、各社オンライン専用プランはMNP転入手数料は無料となります。

 自身の違約金がどれほどかかるのか、また違約金だけでなく、乗り換えにかかる手数料も含めて、 さまざまなパターンの組み合わせをシミュレーションしたものを作成しました。気になる方は、こちらの「スマホ乗り換え手数料シミュレーター」をチェックしてみてください。

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