[再掲]インタビュー

「いぬのおまわりさん」で話題の村方乃々佳ちゃん、CDデビュー発表に「モヤッとする」の声! 元子役が語る“商品”としての自分

2021/02/25 16:00
サイゾーウーマン編集部

 昨年12月、「第35回童謡こどもの歌コンクール」子ども部門で銀賞を受賞した村方乃々佳ちゃんのYouTube動画が、ネット上で大きな話題になった。2018年5月31日生まれ、現在2歳の乃々佳ちゃんは、同コンクールで童謡「いぬのおまわりさん」を歌唱。小さな体で大きな身振り手振りをする愛らしい姿や、堂々とした歌声が話題を呼び、同動画の再生回数は2月25日午後3時の時点で1390万回を突破している。

 その人気は日本国内にとどまらず、海を越えて韓国でも注目を浴びるほど。乃々佳ちゃんの公式YouTubeチャンネル「ののちゃんねる」には、韓国語のコメントが多数書き込まれている。

 そんな彼女のCDデビューが2月25日に発表され、ネット上で再び話題に。AKB48やももいろクローバーZが所属するキングレコードより、5月26日にミニアルバム『ののちゃん 2さい こどもうた』をリリース予定だというが、祝福の声の一方で批判的な声も続出する事態となった。

 SNSやネット掲示板を見てみると、「無料で動画が見れるから人気が出ただけで、お金払ってCD買う人がどれだけいるんだろう?」「話題になったからといって、すぐにCD出すのはやりすぎ……」とCDデビューに懐疑的な声や、「こんな小さいうちから金を稼ぐ道具にされて、子どもがかわいそう」「物心つかないうちに親が将来を決めるのはモヤッとする」「親が勢いで子どもに商売させている感じ。大人になってからのことも考えてるのかな?」など、乃々佳ちゃんを心配する人も少なくない。

 彼女のように、幼いころから人々の注目を浴びる子役たちにも、同じような反応が寄せられることはしばしば。サイゾーウーマンでは、乃々佳ちゃんと同じ2歳で子役タレントとして活動を始め、ドラマやバラエティで人気を博した細山貴嶺さんにインタビューを行っていた。

 12年、高校3年生でエッセイ『デブ、死ね、臭い! を乗り越えて』(マガジンハウス)を出版し、17年に芸能界を引退した“元子役スター”が語った壮絶ないじめ体験、そして大人との向き合い方とは――同記事をあらためて掲載する。
(編集部)


(初出:2012年7月16日)

「いじめの原因でもあり、アイデンティティーでもあった」細山貴嶺くんが語る、子役の光と陰

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子役タレントとして活躍していたころ(左)に比べ、スマートになった現在(右)

 「かわいい」「癒やされる」ともてはやされ、一躍スターになったかと思えば、心身ともに大人になり、ひっそりと消えていく子役スターたち。成長著しい彼らの絶頂期はとても短い。それでも「大人の都合」に笑顔で応える彼らは、子役としての自分をどう捉えているのだろうか。

 2001年から2006年頃、ぽっちゃり体形に蝶ネクタイ、サスペンダー付きのズボンで「お坊ちゃま」キャラとして活躍していた子役、細山貴嶺くん。現在高校3年になった彼が壮絶ないじめ体験をつづったエッセイ『デブ、死ね、臭い! を乗り越えて』(マガジンハウス)を出版した。宿題を盗まれる、首を絞められるなどのいじめを受け、自殺も考えたという彼。子役活動と同時期にいじめを受けた彼に、子役がもたらす影響を聞いた。

――太っていたということのほかに、子役であったこともいじめの原因のひとつだったそうですね。

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細山貴嶺さん(以下、細山) 子役だったからいじめられたということもあったんですが、それ以上に大きなプラス面もあったんです。芸能界にいて、自分のコンプレックスを売りにしている芸人さんたちを見て、僕は「短所は長所でもある」と気づけた。芸能界にいなかったらそういう気づきもなく、薄っぺらい人間になっていたんじゃないかなと思います。子役として活動してきたからこそ、今の僕がいる。子役だったからこそいじめを乗り越えることができたんです。

――幼い自分が「商品」であり、自分に大人がお金を払うということについて、恐怖や戸惑いはありましたか?

細山 自分が商品であるということは、ほかの人にはない価値を持っているということ。恐怖というより、自分は自分として胸を張っていいんだと捉えていました。

――子役として「生意気なお坊ちゃま」キャラを演じなければいけないことはつらくなかった?

細山 「生意気なお坊ちゃま」は、実際の僕とは正反対のキャラ。全然お金持ちじゃないし、自分で言うのもなんですが生意気というよりは、ほかの人に合わせる平和志向。バラエティー番組では求められるキャラとしての面白いコメントを即座に言わなければならないので、その点では負担になっていた部分は確かにありました。でも、視点を変えてみれば、学校でいじめられていても、仕事では自分は必要とされているということ。実際の自分とは違う部分が他人から求められ、アイデンティティーを証明する手段にもなっていたんです。複雑ですね。

――「自分のキャラと違うからいやだ」と訴えなかったんですね。

細山 それはなかったですね。2歳から芸能活動を始め、物心ついたときには仕事が日常生活の一部となっていたので、自然と「本当の自分」と「ビジネスとしての自分」のスイッチを切り替えられていました。そうしないと心が保てなかったというところはあるかもしれません。だからといって、学校でも自分を出すといじめられると思って、どう振る舞えばいいか測っていたところがあります。本当にリラックスできたのは、家で親と一緒にいる時間か、仕事に行く途中の電車の中くらいでした。

ぼくらが子役だったとき
「かわいい」に群がる大人って怖い

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