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「寒かったら上着くらい着ろよ!」男性社員に怒鳴られてショック! 33歳“冷え性”女性「病気になりそう」なほど深刻な悩みとは

2021/02/23 13:30
木村眞樹子(医師)
写真ACより

 突然ですが、オフィスの設定温度に皆さんは満足しているでしょうか?  快適に感じる温度は人それぞれ違いますが、冷え性の女性にとって、寒い職場はかなりのストレスですよね。特に、足先や手先などの末端冷え性で悩んでいる人は、寒い部屋で1日過ごすと、場合によっては体調不良につながってしまうことも……。

 そこで今回は、あんしん漢方(オンラインAI漢方)医師の木村眞樹子先生に、「つらい冷え性の改善方法」について教えてもらいました。 

1.こんなに寒いのって私だけ!? 男性社員に怒鳴られてショック!

 これからご紹介するのは、暖房の効いた部屋でも足元はいつも極寒……極度の末端冷え性でつらい思いをしている愛さん(仮名)33歳のエピソードです。 

 20代の頃から冷え性で悩んでいた愛さん。暖房が効いたオフィスで仕事をしていても、足元は感覚がなくなるくらい冷えてしまい、常に寒さを感じていたそう。オフィスの暖房の温度を上げたいけれど、一緒に働いている男性陣は寒いと感じていないようで、設定温度を上げると「暑い!」と一蹴されてしまいます。 こっそり設定温度を上げても、いつも30分後には下げられてしまう始末。 

 無言の“温度設定バトル”が続いているうちに、ついに男性社員から「どうしていつも温度を上げるんだよ! こっちはめちゃくちゃ暑いんだよ! 寒かったら上着くらい着ろよ!」と、怒鳴られてしまったといいます。 
 
「私はもちろん上着も着ていますし、電気式のひざ掛けも使っています。それでも底冷えするような古いオフィスでは、床から冷たい空気が上がってきて寒いんです。足元を温めるために、厚手の靴下やタイツを履いたり、温かい飲み物を飲んだりもしています。でも、冷え性は一向に改善されません」

 愛さんは、自分なりに冷え性対策もしていたそう。

「男性社員から温度のことで文句を言われ、怒鳴られたショックで会社を辞めたくなっています。このまま今の職場で働き続けたら、苛立ちと寒さで別の病気になってしまいそう。そもそも、こんなに寒いのは私だけなのでしょうか? 私の体がおかしいのでしょうか?」 

 いろいろな人が集まる職場や公的な場所では、男女の体感温度の違いで、温度設定に関するバトルが起こることはよくある話。 もともと、男性と女性では筋肉量が違い、筋肉の少ない女性は上手に熱を作り出せないことで、体感温度に違いがある場合が多いんです。 とはいえ、「暑い」「寒い」という双方の気持ちをわかり合うことは、簡単なことではないでしょう。 

漢方嫁日記 体質改善編
早くあったかい季節になってほしいな〜