おそらく「素」だろうけども

土屋太鳳、「すぐに泣くいい子ちゃん」は限界? 新作映画『 哀愁しんでれら』が重要な作品となるワケ

2021/02/05 14:20
サイゾーウーマン編集部
『哀愁しんでれら』公式サイトより

 土屋太鳳主演の映画『哀愁しんでれら』が、今日から全国公開される。土屋は、2015年前期のNHK連続テレビ小説『まれ』主演で大ブレークし、これまで可憐で清純なヒロイン像を多々演じてきたが、同作では一転、狂気に絡め取られていくワケありな女性を熱演しているという。

 本作は、児童相談所に勤める真面目な女性・小春(土屋)が主人公。一晩で怒涛の不幸に襲われ、全てを失った後、裕福な子持ちの開業医と出会って結婚し、いったんはシンデレラストーリーを駆け上がるも、次第に運命の歯車を狂わせていく様を、サスペンスタッチで描いているという。土屋はオファーをもらった当初、同作の脚本に「嫌悪感と疑問」を抱き、3度もオファーを断っていたことを明かしている。

「しかし、4度目に脚本が戻ってきた時に、土屋は『この物語は生まれたがっているんじゃないか』『脚本の中で小春が泣いているように感じた』『私にできることがあるなら一緒に泣くことではないか』と感じたそうで、オファーを受けることにしたようです」(芸能ライター)

 シンデレラのごとく幸せの階段を駆け上がった小春が、狂気に染まっていく様子は、これまで土屋が頻繁に演じていたような清純派ヒロイン像とは一線を画し、「女優としてかなりの力量を求められる。キャリア的にひと段落ついたこのタイミングで、新しい役柄に挑戦したいという思いもあったのかもしれません」(同)という。

 そんな土屋は、出演作の役柄だけではなく、バラエティ出演時や、舞台あいさつなどのイベント取材時に見せる言動が、ネット上で「生真面目」「純粋」「いい子ちゃん」などと言われてきた。

「いつでも仕事に全力投球で、立ち居振る舞いも礼儀正しいのですが、真面目で純粋すぎるがゆえに、よく泣いてしまうんです。昨年10月、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)で、『まれ』で共演した草笛光子からメッセージをもらって号泣、同11月には、主演映画『フード・ラック!食運』の舞台あいさつで、作品で描かれる家族愛について語り涙を流していました。16年には、プロ野球公式戦の始球式に登場したものの、ノーバン投球できず、緊張と悔しさで泣いていたこともありましたね。このように、一般的には『そんなことで?』という場面でたびたび涙を見せるので、ネット上で『うっとうしい』『あざとい』『優等生キャラすぎて苦手』などと煙たがられることも珍しくありません」(同)

 しかし、土屋のこうした一面は、特につくっているわけではなく、「素だと思われる」(同)とのこと。

「実際に『まれ』の頃から土屋を取材していますが、デビュー当時からあの調子。一直線でピュアな性格、そして、ちょっと天然で浮世離れしたところがあるんですよ。ただ、これまで演じた役柄のイメージも相まって、土屋の『いい子すぎる』一面に、世間が飽きつつあるのは否めません。なのでこれからは、裏表のある役、スレた役、妖艶な役などに力を入れていくと、女優としての幅が広がり、さらなる高評価を得られるはず。『哀愁しんでれら』はその試金石となる重要な作品でしょう」(同)

 キャリア的にも若手から中堅へと差し掛かっている土屋の今後に期待したい。

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最終更新:2021/02/05 14:20
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