インタビュー

大阪府知事・吉村洋文氏は、謝れないリーダー!? 「まるでカッコつけの子ども」上西小百合が維新もろともぶった斬る!

2021/02/11 16:00
サイゾーウーマン編集部
吉村洋文府知事は「新しいリーダー」なのか?(Getty Imagesより)

 日本で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るうようになって早1年。未曾有の事態に直面した国民は、これまで以上に政治に関心を持たざるを得なくなったが、そんな中、爆発的に知名度を上げた政治家といえば、大阪府知事・吉村洋文氏ではないだろうか。

 弁護士出身で、かつて関西の大スター、故・やしきたかじんさんの顧問弁護士を務めた経験もある吉村府知事。昨年5月、緊急事態宣言が延長された際、規制の早期緩和のため、感染拡大・収束状況を判断する独自基準「大阪モデル」を打ち出すと、メディアはこれをこぞって称賛。45歳という若さ、韓流スター・ヒョンビンにそっくりといわれる甘いルックスも注目を浴び、「新しいリーダー」として大々的に持ち上げられたのだった。

 しかし、そんな吉村府知事も、決して「完全無欠のリーダー」ではなかった。同8月に突如会見を開き、新型コロナ対策にポビドンヨード入りうがい薬を推奨、「コロナに打ち勝てるのではないか」とぶち上げたところ、専門家を中心に「科学的根拠が不足」と批判され、一方でイソジンの買い占め騒動にも発展。こうした事態を前にしても、「僕にとってそれほど想定外のことは起こってない」と批判をあしらったことも物議を醸した。

 もちろん、大阪府民を中心に、熱心な支持者も大勢いる吉村府知事だが、その後も批判を受け入れないような姿勢が露呈するたびに、ネットは炎上。「新しいリーダー」ともてはやされる人物が、謝れないというのはいかがなものか? と悶々とする人が続出している。

 そこでサイゾーウーマンは、かねてからメディアやSNSで、吉村府知事に対する厳しい意見を発信している元衆議院議員で現在はタレントの上西小百合氏のもとを緊急訪問。上西氏に「謝れないリーダー」吉村府知事をズバリ斬っていただいた。

吉村府知事は「総理大臣になりたい」くらいの夢は見ている

上西小百合さん(提供:ケイパーク)

——上西さんは吉村府知事をどのような人物であると捉えていますか?

上西小百合氏(以下、上西) マスコミが記事にしてくれるような“聞こえがいいキャッチーな話”ばかりをする人でしょうか。イソジンもそうですが、言うことが本当だったら、昨年9月には大阪で新型コロナのワクチンができるはずだったんですよ(※)! なぜ吉村さんが派手なことばかり言うのかというと、知名度を維持して国会議員に戻りたいからだと思います。

 日本維新の会の地方議員って、なぜか国会議員に対する憧れが強くて、妬みがものすごいんです。彼は地方議員から国会議員になったのもつかの間、大阪市長選挙に立候補するため、辞めざるを得なかったという経緯があるため、もう一度という気持ちがあるのでしょう。そしてゆくゆくは若いリーダー、総理大臣になりたい……正直、無理な話ですが、それくらいの夢は見ていると思いますよ。

(※)昨年4月、大阪府は、新型コロナ感染症における予防ワクチン・治療薬などの研究開発のため、大学や医療機関、大阪市などと連携・協定を締結。会見で吉村府知事は「ワクチンは9月から実用化に向かう。年内には10万〜20万単位で投与させる」と説明していた。

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