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相葉ファンも怒りあらわ! 『I LOVE みんなのどうぶつ園』ペットショップVTRに「ショックを受けた」「番組終了を希望」の声噴出

2021/01/26 08:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
かわいいだけの生き物番組はもうやめてほしいな

 相葉雅紀がMCを務め、昨年10月にスタートした動物バラエティ『I LOVE みんなのどうぶつ園』(日本テレビ系)。1月23日放送回は「砂漠の天使」と呼ばれる野生ネコのスナネコを取り上げ、神奈川県・横浜にある施設でロケを行ったが、視聴者から「スナネコを“ペットとして飼える”と誤解させるような放送はやめて」「動物番組なのに動物愛が全く感じられない」などと、批判が噴出している。

 この日のロケで、相葉、KAT-TUN・亀梨和也、アンガールズ・田中卓志は、スナネコに会いに神奈川県・横浜へ。向かったのは「見て・触って・買える動物園 インナー・シティ・ズー ノア」との看板があるショップで、相葉とは16年来の知り合いだという高橋賢司氏が店内を案内。この高橋氏について、番組では「動物の繁殖経験28年」「珍しい動物が好きすぎて39歳の時に脱サラ。飼育するのが困難と言われる動物たちの繁殖を学んできた。そのため、高橋さんのもとには、動物園の飼育員さんたちも飼育方法やその繁殖技術を学びにくるほど」と、ナレーションで紹介した。

 相葉たちが会いに訪れたスナネコは、アフリカや中東の岩砂漠エリアなどに生息する世界最小級の野生ネコ。世界で120匹ほどしか飼育されておらず、パンダ(約600種)よりも少ないそうだが、昨年、「インナー・シティ・ズー ノア」はスナネコの繁殖に成功し、3頭誕生したという。高橋氏はスナネコの国内飼育について、「実はね、ここが日本初なんです。でもあんまり知られてない」と、胸を張った。

「店内では、生後3カ月のペンギンや、ハリモグラといったレアな動物を至近距離で見学。また、逆さまになっているモモイロインコを目にした一同が驚くと、高橋氏は『あの子ね、自分でこぼしたエサを拾う術を見出したみたいで。実は自分でやってるの。で、片足は(鎖に)つながってるんですけど、もうかたっぽの足でちゃんと鎖を押さえてるの』と、解説。インコが鎖をよじのぼって木の上に止まると、相葉、亀梨、田中は『スゴい』と感心していました。そして、相葉らは特別にスナネコに触らせてもらい、『ふわっふわ』(相葉)『柔らかい』(亀梨)と、興奮。高橋氏が『クラウドファウンディングっていうのを始めさせていただいたので、皆さんのご支援をしていただけると、これを存続して見ていただける』と話した際は、『そうですよね』(相葉)『貴重ですね』(亀梨)と、コメントしていました」(芸能ライター)

 同施設を運営している株式会社ケントッシュの動物プロダクション部門「ノア動物プロダクション」は、『I LOVE みんなのどうぶつ園』の前身番組『天才!志村どうぶつ園』にコツメカワウソなどをたびたび出演させている。クラウドファンディングサイト・CAMPFIREのページによると、「インナー・シティ・ズー ノア」は新型コロナウイルスの影響下で存続の危機に瀕しているようで、同店のTwitterでは「相葉さん、亀梨さん、アンガールズの田中さんがNOAHに応援に来てくれました」(17日付のツイート)と記載があり、「#クラウドファンディング」のハッシュタグも。番組サイドとしては、お世話になった「ノア」にエールを送る意味で取り上げた可能性が高いだろう。

 しかし、番組放送後、ロケVTRに対して否定的な反応が続出。現在、日本動物園水族館協会の加盟園館の中でスナネコの飼育・展示を行っているのは「那須どうぶつ王国」(栃木県)と、姉妹園の「神戸どうぶつ王国」(兵庫県)のみだが、那須どうぶつ王国のTwitterは、放送に先駆けて23日午後4時台に「スナネコは過酷な環境に生息する野生動物。警戒心が強く砂漠で行く抜く身体機能を保持。可愛らしい動物ですが牙も鋭く気性も荒いのでペットには不向。スナネコを知りその生息環境を守っていくためにも、野生のスナネコの姿を想像してほしい」と、注意喚起していたが、番組を見て「飼育できる」との誤解を招くのではないかと、懸念の声が上がっている。

 また、放送にあったインコのシーンについても、「モモイロインコの足に鎖をつけるのは骨折の可能性があるし、せめてケージに入れて飼育してください」「短い鎖につながれて、逆さまにぶら下がりながら、床の餌を拾っている映像はショックだった。愛鳥家さんは、傷ついてます」との指摘が続出。番組公式Twitterには「モモイロインコ、スナネコの件を見てもスタッフに動物愛や知識がないのは明白。番組の終了を希望します」「スナネコは本来ペットになる動物ではないし、インコもなぜあのように鎖でつながれているのか……。生き物を題材にしている番組なんだから、動物の命を一番に考えた番組作りをお願いします」と、クレームが相次いでいる。

 さらに嵐ファンも、「相葉ファンだけど、番組が心配。制作者は下調べや、視聴者への注意喚起を徹底してほしい」「相葉くんの番組を良い形で続けるためにも、番組側は取材先をよく考えてほしい」「相葉ちゃん好きだし、動物も好きだから番組を見ているけど、今日みたいなペットショップの放送はいりません。次の放送で『スナネコは家庭で飼えない』とテロップ入れてほしい」と、怒りをあらわにしていた。

「ニュースサイト『週刊女性PRIME』では、『志村どうぶつ園』や『みんなのどうぶつ園』の問題点をたびたび指摘しています。昨年7月には『志村どうぶつ園』に出演していたチンパンジーのプリンちゃんに関して、『「志村どうぶつ園」のプリンちゃんが危ない! 動物園で「強要的なショー」』と題した記事を配信。また、今年1月11日配信の『相葉雅紀の「どうぶつ園」、プリンちゃんの不適切な取り扱いに“県から指導”が入っていた』でも、プリンちゃんを飼育している熊本県の『阿蘇カドリー・ドミニオン』に『昨年末ついに自治体による立ち入り調査と注意が入った』と、報じていました。こうしたトラブルが重なり、番組終了の方向にならなければよいのですが……」(同)

 なお、23日のオンエアーは、世帯平均で11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を獲得している。多くの視聴者が見ているからこそ、より慎重に動物の情報を発信してほしいものだ。

最終更新:2021/01/26 13:01

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