[ジャニーズメディアの裏側]

ジャニーズ忖度なくなった!? 「ブルーリボン賞」主演男優賞、二宮和也と競り合い「草なぎ剛が内定」のウワサ

2021/01/20 12:05
サイゾーウーマン編集部
『ミッドナイトスワン』公式サイトより

 在京スポーツ紙7紙による「東京映画記者会」が主催する映画賞「ブルーリボン賞」。第63回となる今回は、コロナ禍の影響により授賞式は開催中止と発表されているが、目玉となる「主演男優賞」受賞者の選出をめぐり前代未聞の大波乱が発生していたようで、その結果“元ジャニーズ”に内定したというのだ。

 「ブルーリボン賞」は、例年1月に各賞のノミネートと受賞が発表され、2月に授賞式という流れ。しかし今回は、ノミネートこそ1月に発表されたものの、受賞者や受賞作品は2月中旬に各紙による一斉報道で情報が解禁になるとアナウンスされている。

「本年度の主演男優賞のノミネートは、『罪の声』小栗旬、『ミッドナイトスワン』草なぎ剛、『Fukushima 50』佐藤浩市、『浅田家!』嵐・二宮和也、『アンダードッグ』森山未來の5人です。そして先日、各紙の映画担当記者による選考会が行われました」(スポーツ紙記者)

 今回は各紙からの選考会参加者も最小限に抑えられ、“密”を避けた会になったというが、結果は誰もが予期せぬものになったという。

「“ジャニーズ事務所に忖度しない”スポーツ紙の映画担当記者が、草なぎの受賞を猛プッシュしたんです。『ミッドナイトスワン』はトランスジェンダーの生き方と葛藤を描いた作品で、草なぎの体当たり演技は確かに各方面で話題に。また、草なぎが昨年末に結婚したことも、受賞インタビューを行うことになるスポーツ紙的には“オイシイネタ”といえる。しかし、ジャニーズ“御用達”であるその他スポーツ各紙も選考に参加する以上、いつも通り“ジャニーズ忖度”が発動し、草なぎの受賞はまずないとみられていたんです」(同)

 2017年にジャニーズ事務所を退所した元SMAPの草なぎ、香取慎吾、稲垣吾郎は、その後テレビ番組での露出が激減。ジャニーズサイドが各局に、彼らを起用するなという“圧力”をかけているのではないかと、問題視された。

「公正取引委員会に注意を受けてからは、露骨な圧力を行使することもなくなりましたが、とはいえジャニーズに親しいメディアほど、元SMAPの3人を大々的に取り上げていない現実がある。しかし今回の『ブルーリボン賞』選考会で、草なぎは過半数以上の得票を得て、主演男優賞に内定したというのです。週刊誌ならまだしも、スポーツ紙主催の賞レースで“元ジャニーズ”、しかも“元SMAP”の草なぎが受賞を果たすとは、誰もが予想しない展開でした」(同)

 また、この結果は、各映画関係者にも衝撃を与えたようだ。

「ブルーリボン賞の授賞式は、前年度の主演男優賞と女優賞受賞者が司会進行を担当するため、草なぎは来年の授賞式でステージを回す役目の1人になることに。しかし、今でも草なぎと現役ジャニーズはほぼ“共演NG”なだけに、もし来年ジャニーズ勢が『ブルーリボン賞』を受賞したら一体どうなるのか気になるところです」(映画関係者)

 過去、同賞で木村拓哉とV6・岡田准一が主演男優賞にノミネートされた際には、ジャニーズ事務所が「事務所内のタレント同士で賞を争うのは本意ではない」と、異例の辞退を申し出たことがあった。SMAPチーフマネジャー(当時)の飯島三智派閥である木村が受賞すると、「岡田のバックにつくメリー喜多川氏や藤島ジュリー景子現社長のメンツが潰れるため、辞退したのではなどとささやかれたのです。もしこれが事実であれば、ジャニーズは受賞の栄誉よりも、事務所トップの“体裁”を保つことを優先したといえる。来年、もしジャニーズ勢が『ブルーリボン賞』を受賞しても、やっぱり辞退するかもしれませんね」(同)。

 歴史ある「ブルーリボン賞」だけに、草なぎの内定が覆ることはあり得ないはずだが、ともあれ正式発表を心待ちにしたい。

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最終更新:2021/01/20 12:05

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