大丈夫? すでに消えかけてない?

テレビマンが名指し! めるる、お笑い第7世代……「今年が勝負」のブレークタレント5組

2021/01/05 15:50
村上春虎

 一度、人気を獲得したからといって、その後も同様の活躍ができるとは限らないのが芸能界だ。「一発屋」という言葉からわかるように、突如として大きな注目を浴びると、それだけ世間に消費されるのも速いのが常でもある。そこで、2020年にブレークしたタレントの中から、「今年が勝負」だといわれるメンツをテレビマンに聞いてみた。

 まずは彗星の如く、ミュージックシーンに躍り出た“新人歌手”だ。

「『香水』のヒットによって表舞台に立った瑛人です。人の良さそうな朴訥とした風貌を“キャラ買い”して起用した番組関係者からは、落胆の声が広がっているんです。その理由はただ一つ、しゃべれないところにあります。実直なイメージから察するに、トークも天然ぽいのかと思いきや、そこまででもない。もちろん歌手ですから無理に手を広げることはないのでしょうが、このままでは一発屋になりそうな気配も……。危ない “匂い”を感じます」(業界関係者)

 瑛人はYouTubeやSNSをきっかけに、世間に“見つかった”アーティストだが、続いては、日本テレビ、ソニーミュージックなどによる緻密な計算の上でデビューまで導かれたあのグループだ。

「NiziUは昨年12月2日『Step and a step』でCDデビュー。大ヒットを飛ばしていますが、正直プレデビューミニアルバムの表題曲『Make you happy』のインパクトを超えられていない。売れセンのメロディとキャッチーな“縄跳びダンス”という振付で目を惹いたあとに、デビュー曲であえてカップリング曲のような抑えた曲調にしたのは戦略としてわかりますが……。もちろん、実際に社会現象になるなど爆発的人気は集めていますが、少しでもこのブームに“作られた感”が見えてしまうと一気に冷めてしまう危険性は十分あります」(テレビ関係者)

 さらには、堀北真希の妹として売り出し中のNANAMIにもシビアな意見が聞かれた。

「『ザ!世界仰天ニュース』や『行列のできる法律相談所』(いずれも日本テレビ系)などに出演しては顔を売り、12月にはファースト写真集(講談社)をリリースしたNANAMI。もともとの本業はアイデザイナーで、今もこの仕事は続けているとのことですが、テレビの世界では堀北の妹という武器しかない。演技ができるわけでもなさそうですし……」(前出・業界関係者)

 また、昨年の後半からバラエティ番組に出まくっていた“めるる”こと生見愛瑠の名も挙がった。

「生見は『Popteen』(角川春樹事務所)でモデルを務めていましたが、昨年末に卒業することを発表。新たなステージに進むそうです。しかし、同誌から飛び出した“先輩”の藤田ニコルやみちょぱほどトークの機転が利かない。もちろん“おバカ”タレントとして位置づけはされていますが、どうそこから進化を遂げていくかは未知数です」(放送作家)

 今年はテレビやYouTubeも席巻したEXIT、ぺこぱら、いわゆるお笑い第7世代はどうなるのだろうか?

「相変わらず人気を保ってはいますが、かまいたち、ジャングルポケット、パンサーといったいわゆる実力ある“6.5世代”のほうに今、どちらかといえば風が吹きつつある。第7も体を張った仕事をしているものの、笑いの濃度、そしてハングリー精神でいうと彼らにかないません。第7にも下積み期間があるといっても、高が知れてますし、地肩が違う。来年が勝負になるでしよう」(同)

 以上、名指しされたタレントの面々は今年どんな活躍を見せてくれるのか。奮闘を願いたいものである。
(村上春虎)

最終更新:2021/01/05 15:52
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