消化不良?

妻夫木聡主演『危険なビーナス』、最終回12.7%で有終の美飾るも「展開が雑」「オチがこれかよ」と不満続出!

2020/12/14 20:27
サイゾーウーマン編集部
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ドラマ『危険なビーナス』(TBS系)公式サイトより

 妻夫木聡が主演を務める連続ドラマ『危険なビーナス』(TBS系)の最終回が12月13日に放送され、平均視聴率12.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区、以下同)を記録。前回の8.7%から4.0ポイントの大幅アップで有終の美を飾ったものの、ネット上では物語の結末に「なんじゃこりゃ」「オチがこれかよ」と不満が続出している。

 同ドラマは、妻夫木演じる主人公・手島伯朗のもとに、失踪した異父弟・矢神明人(染谷将太)の妻を名乗る謎の美女・楓(吉高由里子)が現れ、亡き母・禎子(斉藤由貴)が再婚して嫁いだ矢神家の30億円にも及ぶ資産争いに巻き込まれていくというストーリー。

 第9話までで、明人の叔父・矢神牧雄(池内万作)が探す“30億の遺産より価値のあるもの”は、伯朗の血のつながらない父・矢神康治(栗原英雄)が残した「後天性サヴァン症候群」の研究記録であると明かされたが、「明人を誘拐した犯人」や「禎子を殺した犯人」「牧雄を階段から突き落とした犯人」など、多くの謎が残されていた。

 そんな中で迎えた最終回では、明人の“失踪”は、警察と明人が協力して偽装したものだと判明。ネット掲示板で明人の拉致・監禁を依頼した人物を探し出すために行われたものであり、楓は矢神家の内部を調査するために派遣された潜入捜査官だったことも明らかになった。

「また、後天性サヴァン症候群を発症した伯朗の実父が描いた、素数の謎を解明できるという絵を手に入れるべく、母方の叔父・兼岩賢三(小日向文世)が禎子を殺し、明人の誘拐を企て、牧雄を襲ったことも発覚。伯朗は問題の絵は矢神家ではなく実家のふすまの中に隠されていると推理し、賢三が火を放った家の中に飛び込んでいったのですが、なぜか突然、明人が助けに現れる展開に。ネット上では『どっから出てきた!?』とツッコミが続出しました」(芸能ライター)

 結局、物語の鍵を握っていた絵はあっけなく燃えてしまい、「そのくらい運び出せるだろ」「ふすまごと持っていけよ」などど、腑に落ちない視聴者からの声が上がることに。

 また、楓が明人の妻になりすまして捜査をしていたことや、矢神家の養子・勇(ディーン・フジオカ)に明人との捜査会議を盗聴され、素性がバレてしまったことにも「警察がそこまでするか? 暇なの?」「バレるのが一番ダメだよね」と、ツメの甘さを指摘する声も見受けられる。

「ほかにも視聴者から『楓がシフォンケーキを気にしてたけど、あれは一体何だったの?』などと疑問の声が上がり、『伏線を回収するなら全部回収して』『展開が雑』と不満が相次いでいます。その中で特に批判が集中していたのは、最終的に伯朗が楓と恋仲になったことです。ネット上では『何この展開。バカみたい』という声が続出。これまで、美女に弱い獣医の伯朗が、楓や病院の助手・蔭山元美(中村アン)といい雰囲気になる“妄想シーン”がネットで大不評だったのですが、『蔭山さんがかわいそう。ふざけんな』『妄想がこういうオチになるのか。もっと最悪だわ』と最後まで厳しい意見が寄せられています」(同)

 最終回で見事、視聴率の大幅回復に成功した『危険なビーナス』。ただ、その結末に納得いかない視聴者は多かったようだ。

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最終更新:2020/12/14 20:27
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原作派の評価は二分しているようです
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