仁科友里「女のための有名人深読み週報」

眞子さまは国民の信頼をなくし、秋篠宮ご夫妻は「子育て失敗」とまで……それでも“何もしない”小室圭さんと佳代さんに思うこと

2020/11/19 21:00
仁科友里(ライター)

小室佳代さんの挨拶に感じた「上から目線」

 小室氏の母と言えば、最近の姿を「女性自身」(10月29日付)がキャッチしている。同誌によると、日本テレビの記者に直撃取材され、「息子さんとお話になりましたか?」と聞かれた小室氏の母親は、質問には答えず「ご苦労さまでございます」と返答したという。

 今の時点では、結婚について何も言えることはないだろうし、かといって無視するのも愛想がない。だからこそ、「ご苦労さまです」という挨拶を返したのだろうと思われるが、この言葉のチョイスが小室氏の母親「らしい」と思うのは、私だけだろうか。

 諸説あるが、「ご苦労さま」は目上から目下に使うという説があり、誤解を避けるためにも、公的な場面で使わないほうがいいという人もいる。この言葉を使ったからといって、小室氏の母親が記者を下に見ていると決めつけてはいけないが、自身の金銭トラブルのせいで最愛の息子が叩かれ、結婚が滞っているのに何の手立ても打たないことから考えると、やはり小室氏の母は、どことなく世間や皇室に対して居直っているというか、「上から目線」といえるのではないだろうか。この性質は、小室氏にも受け継がれていて、親子共通のニブさというか図々しさが国民を苛立たせ、眞子さまと秋篠宮ご夫妻を窮地に追い込んでいると思えてならないのだ。

 愛する人のために行動を起こせない人は、結婚しても相手を幸せにできないと個人的には思うが、「お気持ち」の文書を読む限り、おそらく、眞子さまが結婚をあきらめることはないだろう。それならば、眞子さまがフルタイムで働き、小室氏の母親の和解金を支払うしかないのではないか。国民に祝福されなくても、職についておらず、借金(和解金)を背負っている人と結婚したい、でも、お金(国民が納めたもの)もちょうだいねでは、国民は納得しないだろう。

 一般人の世界では、「自由に生きること」は「経済的に独立していること」とほとんど一緒である。もしかすると、眞子さまは、今、生まれて初めて、「自由に生きる」難しさに直面していると言えるのかもしれない。

仁科友里(ライター)

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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最終更新:2020/11/19 21:00
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