仁科友里「女のための有名人深読み週報」

眞子さまは国民の信頼をなくし、秋篠宮ご夫妻は「子育て失敗」とまで……それでも“何もしない”小室圭さんと佳代さんに思うこと

2020/11/19 21:00
仁科友里(ライター)

小室さんの問題解決策は「シンプル」、頑張るべきは眞子さまではない

 今回の結婚のネックがカネだと仮定して考えてみると、実はその解決策はかなりシンプルだといえるのではないか。

 まず、小室氏は定職につく。国際弁護士のような華やかな職業である必要はないだろう。ご婚約内定会見直後、小室氏が『月たった2万円のふたりごはん』(幻冬舎)を買ったことが話題になったが、身の丈に応じたレベルの生活を送れば、世間からとやかくいわれることはないだろう。

 一方、母親の借金問題に関しては、小室氏本人の問題ではないので、そしられる理由はないと、私は思う。しかし、こういった問題が出れば、眞子さま、もしくは皇室の権威を傷つけることは明らかだし、愛する母親に好奇の視線が向けられることにもなる。愛するフィアンセや母親を守るため、本人に責任がなくても、小室氏がイニシアチブを取って行動すべきだったのかもしれないけれど、これもまた解決困難な問題ではない。

 というのも、借りたカネは返さなくてはならないが、小室氏の母親と金銭トラブルのあった男性は、借用書を交わしていないそうだ。これが何を意味するのか、「女性自身」(光文社)のウェブサイトに、19年9月5日付で掲載された記事では、元検察官で国際弁護士の清原博氏がこう解説している。

「借用書もないそうですし、裁判で勝てるなんの保証もありません。話し合いでの解決を模索するほかないでしょう。小室さん側が400万円はあくまで贈与だと主張し続けるならば学費や生活費を支援してもらったことへの謝礼という意味合いで誠意を示してもらうしかありません。返済ではなく、和解金や解決金という名目であれば、400万円の一部を小室さん側に支払(ってもら)うのが現実的な解決法だと思います」

 つまり、400万全額を返済するのではなく、“お気持ち”を渡せばいいということだろう。それはそんなに難しいことなのだろうか?

 眞子さまがお気持ちを表明したことで、「女性自身」は11月15日、「『眞子さま頑張って欲しい』変わらぬお気持ち公表にエールも」というタイトルの記事を掲載した。愛する男性との結婚を一途に夢見る眞子さまのお姿に共感を寄せる女性もいるのだろうが、冷静になって考えてみると、今回の問題(定職につく、母親の金銭トラブルを解決するために動く)で頑張るべきは、小室氏と母親ではないだろうか。眞子さまに何を頑張れというのだろう。

 お小さい頃から、上皇さまご夫妻の初孫として、国民に愛されてきた眞子さまだが、結婚問題では国民を失望させたといえるだろう。眞子さまは小室氏のために国民からの信頼をなくし、秋篠宮ご夫妻も「子育て失敗」とまで言われているのに、小室氏と母親は、なぜ眞子さまや秋篠宮ご夫妻の名誉を回復する行為に出ないのか、本当に不思議でならない。

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