[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

「テメエら全員殺すぞ!」警察官10人がかりの大騒動! 子どもたち40人とデイキャンプ中に危険な男が……

2020/11/02 19:00
叶井俊太郎(映画プロデューサー)
(C)倉田真由美

 土日の学校行事は、コロナの影響で年内は全てなくなった。ついでに毎年開催してた学校キャンプも、小学校の校庭が使用できないということで、お流れに。しかし、その後、急きょ場所を代えてキャンプを開催できるようになった。

 場所は、小学校近くにある「林試の森公園」内のBBQエリア。完全貸切で使えることになったので、宿泊なしのデイキャンプをやることに決定。ただし、公園側からは「キャンプスペースは完全に貸切で人数制限もするので、申請した人数以上は立ち入りできません」とかなり強く言われた。まあ、コロナの影響もあるんだと思う。

 ちなみに、学校キャンプってのは、毎年9月頃にやっている、小学校の「オヤジの会」主催のキャンプ。校庭にテントを持ち込んだり、寝袋をレンタルしたりで1泊して、BBQや普段できないキャンプ体験をするというもの。一昨年からやってる学校行事なのです。そんな学校キャンプが公園デイキャンプに変更となったので、何をやるかをオヤジの会で集まって話し合ってきた。

 デイキャンプでの使用時間は9:00~16:00まで。この時間内で子どもたちとできることを考えた結果、ダンボールイス作り、ゴミ袋でのポンチョ作り、新聞紙でのお皿作り。炊飯場も借りたので、お湯を沸かしてのレトルトカレー作り。子どもたちは自宅からあらかじめ炊いたご飯を持ってきて、温めたカレーを食べる! 一から飯ごうでご飯を炊いたり、カレーをルーから作ると、それだけでデイキャンプが終わってしまうので、今回はレトルトカレーにしたわけです。

 でも、お湯を沸かすために薪に火をつけたりする作業もあるから、それなりに子どもたちは盛り上がると思う。あとは食事の後にロープワーク。山で遭難する前に、こういうふうに体にロープを付けておくんだよ、と子どもたちに教える。オヤジの会のメンバーに、キャンプに超詳しいパパがいて、ロープの結び方も完璧なんですよ! もやい結び? っていうの? 聞いたことない結び方とか。

 そして、小学校の保護者メールグループに参加児童募集をメールすると、1年から6年までで約40名ほどが集まった。見守りの保護者や我々主催者のオヤジの会メンバーを入れて約50名。ちょうどいい人数になったと思う。

 そしてデイキャンプ当日。朝8時に会場に行き、もろもろ準備。9時には子どもたちも全員集合した。しかし、貸切キャンプ場とはいえ公園内にあるので、特に仕切りもないため、BBQ場のベンチに何人か家族連れやら散歩中の老人たちが座っていた。その人たちに「すみません、今日はここ貸切で、我々以外の人は入れないことになってまして。申し訳ありませんが、場所を移動してください。公園からコロナの影響で人数制限されてるのです」と、すごく丁寧にお断りして移動してもらった。

 で、キャンプ参加の子どもたちを班に分けて、早速ダンボールイス作り、新聞紙でのお皿作り、それが終わったら、子どもたちで焚き火用の薪を用意して、BBQ場に火をつける作業。子どもたちとワイワイ盛り上がってたら、オヤジの会メンバーのパパがキャンプ場のベンチに座ってる、小さい子ども3人連れのパパに「ここは貸切なので、場所を移動してください」とお願いしている。でも、そのパパは完全に無視! 

子どもセーフティーマニュアルこんなとき,どうする? 犯罪被害防止・非行防止に
人災を前にどんなキャンプテクも虚しいだけ……
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