【連載】スピリチュアルウォッチャー・黒猫ドラネコの“教祖様”注意報

小林麻耶も参加の一大スピリチュアルイベント「シンデレラ・プロジェクト」、幕張メッセで開催の危険度とは? 教祖様の正体に迫る

2020/10/07 19:00
黒猫ドラネコ(ライター)
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弱った心に入り込む、甘い言葉やラクに稼げそうな情報――。ネット上には、無責任な理論で集客しては人を食い物にするような、スピリチュアリスト、霊能者、民間資格カウンセラーなどがあふれています。彼らを信じ込んでしまえば、価値観や金銭感覚をゆがめられるのはあっという間。友人や家族を失ってからでは、もう遅い! 「スピリチュアルウォッチャー」黒猫ドラネコが、現代社会にのさばる怪しい“教祖様”を眼光鋭く分析します。

 このコラムでもおなじみ、子宮系女子の開祖・子宮委員長はる(現・八木さや)が、8月21日に自身のブログにて作家で夫の八木龍平氏との離婚を発表しました。今年のはじめに公開したコラムで、「八木夫婦の動向は2020年の注目度ナンバー1」と書いていましたが、やはり大きな動きがありましたね。

 ド~ンと取り上げたいところですが、まあ、夫婦で決めたことに他人が口を挟んでも仕方ないでしょう。それよりも、さらに前の夫・岡田哲也氏との関係についても「絶縁されまして息子とも完全に会えなくなりました」と、さらっとその次のブログに書いていたことに驚きです。ネット上には、「子宮の声に従ったら幸せになれるんじゃなかったの?」と困惑が広がっていました。

 そんな状況ですが、八木さやは9月14日のブログで「壱岐島2年間の引きこもりを経て、再びシンデレラプロジェクトに出演します」と表明。というわけで、これまでも何度か触れてきたこの「シンデレラ・プロジェクト」というイベントについて、今一度掘り下げてみたいと思います。

西野亮廣、小林麻耶も参加した「文化祭的」イベント

 怪しいスピリチュアル界隈にその名を轟かせる「シンデレラ・プロジェクト」とは、自称スピリチュアリストのhappyが主宰する、歌や踊り満載の文化祭的イベント。第1回は17年1月にお台場で、第2回は18年4月にグランドプリンスホテル新高輪で盛大に開催され、今年10月6、7日に開催された第3回はなんと、幕張メッセが会場になったから驚きです。

 そんなhappyの“大親友”である八木さやは、第1回でド派手なウェディングドレス姿を披露。第2回は「子宮委員長の引退式」と称して真っ赤な十二単をまとい、かぐや姫をイメージした「月に還る」演出で、会場の子宮系女子たちの涙腺を刺激した……とかなんとか。第3回となる今回も、八木さやは堂々とステージに登場しています。ちなみに、八木さやは最近「プロデュースしたグッズの売れ行きが以前より落ちているのでは?」とウォッチャーの間でウワサされているので、このイベントで信者を呼び戻せるのかも注目ポイントです。

 「シンデレラ・プロジェクト」では、「あなたが主役」などと煽られ、一般参加者もステージに立つことができます。しかし、そのために高額の費用を請求されるのもお決まりのパターン。知名度のあるゲストも出演するので、「私も同じ場所に立ちたい」という心理を絶妙に刺激するのでしょう。

 第1回は、今や“実業家”みたいな扱いになっている、お笑い芸人のキングコング・西野亮廣さんがゲストに登壇。happyから「別格の脳みその持ち主」などと持ち上げられつつ、トークショーを展開したようです。第2回は、吉本興業所属のお笑い芸人・なだぎ武さん、ダイノジのお2人が参加。小林麻耶さんも奇抜なドレス姿で登場し、会場を盛り上げたことで話題になりました。

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