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ホアキン・フェニックス、自分の子を亡き兄と同じ「リヴァー」と命名! 「この上ない兄弟愛」と感動の嵐

2020/09/30 18:04
堀川樹里(ライター)
お兄ちゃんもきっと天国で喜んでいるはず

 今年、アカデミー賞で主演男優賞を初受賞した『ジョーカー』のホアキン・フェニックス(45)に第一子が誕生。1993年に23歳の若さで急死した兄の名と同じく「リヴァー」と命名した。ホアキンが製作総指揮を務めるドキュメンタリー映画『Gunda』の監督、ヴィクトル・カサコヴスキーが明らかにした。

 ヴィクトルは現地時間9月27日、スイスで開催されたチューリッヒ映画祭に出席。動物の権利を描いた『Gunda』の上映後に行われた観客とのQ&Aで、「どのようにしてホアキンをこのプロジェクトに引き入れたのか」と質問され、「(アカデミーの受賞スピーチで)動物の権利について語ったことを知り、おおまかな企画書を送った。すると、すぐに参加したいとコンタクトしてくれた」と回答。新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期されたが、アメリカでのプロモーションもようやくできそうだとほほ笑み、「ところで、彼には赤ん坊が誕生したばかりでね」と発言した。

 監督は続けて「とても美しい男の子で……リヴァーと名づけられたんだよ」と述べ、会場をざわつかせた。

 ホアキンは、2月に開催されたアカデミー賞の受賞スピーチを、リヴァーの言葉「愛を持って救済に向かえば、やがて平和が訪れる」で締めくくるなど、4歳年上の兄を慕い、尊敬していることで有名。役者になったのも兄に強く勧められたからだと打ち明けており、ネット上では「兄の名前をつけるなんて……感動した」「この上ない兄弟愛を感じる」といった声が飛び交っている。

 “セックスを使って神の愛を表現する”スタイルの福音伝道で知られ、児童への性的虐待疑惑がもたれた新興宗教団体「神の子供たち(現在のファミリー・インターナショナル)」の信者である両親のもとで育ったリヴァーとホアキン。その後、両親は脱退したが、物心ついていたリヴァーは「4歳で童貞喪失した」と告白するなど心に深い傷を負った。このトラウマが原因で麻薬に溺れるようになったとされ、93年のハロウィンの夜、ホアキンと繰り出したナイトクラブで、ヘロインとコカインを過剰摂取し死亡した。

 ホアキンは家族を大切にしており、今年5月に、2016年から交際している女優で婚約者のルーニー・マーラ(35)が妊娠したという報道が流れた時には、ネット上で「幸せな家庭を築いてほしい」「リヴァーの分も幸せになってほしい」と祝福する声が数多く上がっていた。

堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2020/09/30 18:04
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