なんだかんだ言っても見ちゃうけどさ

『半沢直樹』最終回、驚異の視聴率32.7%記録も「コメディにしか見えない」「胸やけ」の声上がるワケ

2020/09/28 19:21
サイゾーウーマン編集部
『半沢直樹』(TBS系)公式サイトより

 TBS系の「日曜劇場」枠で放送された連続ドラマ『半沢直樹』が9月27日に最終回を迎えた。作家・池井戸潤氏の小説を原作とした同作は、2013年に空前の大ヒットとなった第1シーズンの続編で、初回から多くの注目を集めており、最終回の平均世帯視聴率は32.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)と驚異的な数字を記録。一方で、ネット上では「胸やけがした」という声も上がっている。

「第2シーズンの最終回は、堺雅人演じる東京中央銀行のバンカー・半沢直樹が、再建計画を担当した航空会社・帝国航空の債権放棄をめぐって会見に出席。前回、前々回と煮え湯を飲まされた進政党幹事長・箕部啓治(柄本明)に、東京中央銀行の前身である旧東京第一銀行が関わる裏金疑惑を追及し、半沢が“1000倍返し”を行うといった内容でした。第1シーズンで悪役だった大和田暁(香川照之)や、第2シーズンの後半から注目を集めた進政党議員で国土交通大臣の白井亜希子(江口のりこ)が半沢に協力する展開も、SNS上で話題になっていました」(芸能ライター)

 ネット上では、「面白すぎて何度も見ちゃう!」「終わってほしくない〜!」「こんなに溜飲の下がるドラマはほかにない」など、絶賛の声が続出。しかし一方で、「ストーリー展開も出演者の演技も、白熱しすぎて胸やけ」「もはや“顔芸”を楽しむドラマだった。コメディにしか見えない」「なんか後半から展開が読めちゃったな……」といった声も散見され、一部の視聴者は肩透かしを食らう形となったようだ。

「特に、大和田が半沢に対して銀行員を辞めないように説得するシーンでは、香川の顔芸が炸裂。これについても、ネット上で『ウケ狙ってない?』『絶対笑わせにきてるだろ』などとツッコまれていました。今作は香川をはじめ、片岡愛之助や尾上松也、市川猿之助と歌舞伎俳優が多くキャスティングされていて、最終回の前から彼らの演技は『オーバーすぎる』『ただの顔芸』と揶揄されることが多かったんです。14年に同じく『日曜劇場』で放送された池井戸氏原作の『ルーズヴェルト・ゲーム』も、やはり悪役を演じた香川のオーバーな演技が話題になったのと同時に、『半沢』との類似点も指摘され、ネット上では『二番煎じ』と言われることに。『日曜劇場』がパターン化しているうえ、『半沢』自体が続編とあって、食傷気味な視聴者が増えているのかもしれません」(同)

 実際、第1シリーズの最終回は42.2%という高視聴率を獲得していたが、今回の第2シリーズは約10%も数字を落としている。この間、7年のブランクがあり単純に比較することはできないとはいえ、視聴者の“飽き”を感じる結果にもなってしまったようだ。

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最終更新:2020/09/28 19:21
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