恨みと過去のツイートは消えないのよ

「誹謗中傷したのに許せない」YouTuber・なえなの、ファッション誌の表紙に抜てきも批判噴出のワケ

2020/09/25 15:04
増田家こみみ(ライター)

 今年3月に休刊した女性向けファッション雑誌「LARME」(徳間書店)が、9月17日に復刊。ところが、新生「LARME」の表紙を飾った人物について、読者から不満の声が上がっている。

「復刊記念号の表紙に抜てきされたのは、YouTuber・なえなの。彼女はチャンネル登録者数が約58万人、SNSの総フォロワー数は300万人を超えるインフルエンサーで、若い世代を中心に人気を集めています。しかし、ネット上では同誌の読者から『「LARME」がYouTuberを起用するのはあり得ない。急に安っぽい雑誌になって残念』『昔の「LARME」の世界観を悪い意味でぶち壊してる。すごく楽しみにしていた分、がっかり』『なえなのはかわいいけど、「LARME」の雰囲気には合わないよ……』といった、批判的な声が続出しています」(芸能ライター)

 このほか、「SNSで誹謗中傷してたなえなのが表紙を飾るなんて、私は許せない」「『LARME』は彼女の発言を知ってて表紙にしたの?」といった声もある。

「というのも、なえなのは過去に自身のTwitterで、障害者差別と取れるような発言をしたり、子役の寺田心への誹謗中傷を投稿し、炎上しているんです。ネット上ではこれらの投稿がたびたび掘り返されており、なえなのは8月25日に『私の過去の色々なツイートについて、本当に恥ずかしく、失礼な、人を傷つける発言だったと感じる』などと、反省と謝罪をつづった文章をTwitterに投稿。この時、なえなののファンからは『間違いは誰にでもあるよ、気にしないで!』『これから頑張ればいいと思う!』と応援のコメントが飛んでいましたが、『インフルエンサーのくせに、発言の影響力がわからないのは問題』『今さら謝られても……本心じゃないのがよくわかる』といった声もあり、賛否両論でした」(同)

 「LARME」とYouTuberをめぐっては、過去にもある騒動が起こっている。

「5月12日に、人気YouTuberのエミリンとヒカルがコラボ動画をアップ。この中で、『モデルになりたい』と願うエミリンのため、ヒカルが知り合いのアパレルブランド社長に相談し、『LARME』の表紙を飾れるように交渉する流れがあったんです。この社長からは『なんとか(「LARME」サイドに話を)通す』との発言もありましたが、ネット上では『雑誌のコンセプトと違いすぎるからやめて!』『人のコネで表紙になるなんてあり得ない』といった批判の声が噴出。結局、この話がどうなったのかは不明です」(同)

 ちなみに、「LARME」の公式Twitterは、9月17日に「販売の方から連絡があって、通常の3倍以上のペースで売れているそうです」などと投稿している。読者からは批判的な声も多いが、今後もYouTuberが表紙を飾るのだろうか?

増田家こみみ(ライター)

増田家こみみ(ライター)

関東在住のフリーライター。広く浅く、時々沼に落ちるエンタメ好き。小学校では校内ニュースを集めた自作新聞を毎日発行。大人になった今は、酸いも甘いも噛み分けるホットな話題をお届けしたいと思います。

最終更新:2020/09/25 15:04
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