カミングアウトに葛藤も?

ベッカム夫妻、春に新型コロナ感染&クラスター発生源に!? 「心なしかやつれてた」「抜け毛の後遺症?」とネット騒然!

2020/09/09 18:15
堀川樹里(ライター)
軽症でよかったよ、本当に

 結婚21周年を迎えた今年7月4日、交際を始めてから23年間の思い出を詰め込んだ動画をインスタグラムで公開。「いつまでも仲良しな秘訣は何!?」と世間からうらやむ声が上がったデビッド(45)&ヴィクトリア・ベッカム(46)夫妻。そんなセレブ界きってのおしどり夫婦が、春にそろって新型コロナウイルスに感染していたと報じられている。

 現地時間9月7日に英大手タブロイド紙「ザ・サン」電子版が報じた内容によると、デビッドは共同オーナーを務めるサッカーチーム「インテル・マイアミ」が、アメリカのメジャーリーグサッカーに参入した3月に合わせてロサンゼルスを訪問。ヴィクトリアら家族も彼をサポートするため渡米し、夫婦そろって複数の豪華なプロモーション・イベントに出席し、大勢のファンやクラブのお偉方と握手や挨拶のキスを交わした。

 2人は3月4日に21歳の誕生日を迎えた長男ブルックリンの誕生日を祝うため、いったん帰国。イングランド中央部に位置するコッツウォルズ地方にある600万ポンド(約8億2,400万円)の豪邸別荘に移動し、6日、バースデーパーティを開催。10万ポンド(約1,300万円)かけたとされるパーティは翌朝6時まで続いたそうで、ヴィクトリアはデビッドと大はしゃぎしている写真をインスタグラムに投稿していた。

 その後、2人は再び渡米。今度は2,000万ポンド(約27億4,800万円)で購入したばかりのマイアミの豪邸に滞在したあと、次男ロメオ(18)、三男クルス(14)、長女ハーパー(9)と一緒に、コッツウォルズの別荘へ。ブルックリンは今年7月に婚約したモデルのニコラ・ペルツとアメリカでそれぞれ自主隔離生活を開始した。

 4月に入り、デビッドは「大変な時だからこそ、体を鍛えよう」と別荘付近をジョギングする動画を投稿。「庶民には、そんな余裕ない」「優雅な自粛生活を見せびらかしており、不愉快」と炎上したが、この頃、まさしく闘病中だったのである。

 「ザ・サン」は、アメリカから戻り間もなくして、「デビッドの体調が悪くなり、ヴィクトリアも喉に痛みが生じ、発熱」「同じ頃、2人の運転手やボディガード、アシスタントたちの多くが体調を崩し、中には重症化する人もいた」「パニックになったヴィクトリアは家族全員に対して2週間以上、隔離生活を送るよう厳格に指示し、徹底させた。自分たちがスーパー・スプレッダーである可能性があることにすくみ上がり、これ以上感染が広がらないようにと必死で、できる限りのことをした」「ベッドの上で闘病していた彼女は、完全にパニック状態に陥っていた」という情報筋の話を紹介。

 「本当に大変な数週間だった」そうで、ヴィクトリアは回復した後も新型コロナに感染したスタッフを心配し、重症化した少なくとも2人には「お見舞いの小包」を送ったと同紙は伝えている。

 仕事とはいえ、イベントやパーティで楽しい時間を過ごした自分たちが感染源である可能性が高いと認識した夫婦は、これ以上、自分たちのせいで感染が広がらないようにと、夏の間中コッツウォルズに滞在。3月23日にロックダウンしたイギリスは、5月になると段階的に外出制限を緩和し始めたが、2人はパーティへの招待には断りを入れていたという。

 8月になり、一家はバケーションでギリシャとイタリアを訪問したが、その際にも、念のため再度、抗体検査を受けたとのこと。パパラッチ写真を見ると、バケーション中もソーシャル・ディスタンスはしっかりと守っていたようで、大勢の人が集まる場所やイベントは回避。今月1日に18歳の誕生日を迎えた次男ロメオのバースデーパーティも開催せず、慎重に行動しているようだ。

 新型コロナウイルスの感染力の強さ、感染した際の苦しみを味わったヴィクトリアは、4月に入ってすぐに「自身のファッションブランドの売り上げのうち25%を、コロナ対策のために寄付する」ことを表明。イギリスの国民保健サービス(NHS)の医療従事者たちを支援するオンライン活動を積極的に行い、注目された。デビッドも4月末、コロナ禍の影響で食糧支援が必要な人々のために寄付するという目的で、「5人制サッカーのチャリティーマッチ」を開催すると発表し、話題を集めた。

 ネット上では、「コロナ・サバイバーだったなんて!」「そういえば、自主隔離中にデビッドが投稿した“自分で丸坊主にした”セルフィー、心なしかやつれてた」「4月7日にジョギングする動画を投稿していたけど、息が上がっていたのはコロナのせいだったのか」「5月に頭部の毛が薄い写真がパパラッチされていたけど、コロナの後遺症の抜け毛だったのか!?」などと驚く声が続出している。

 2人が複数回渡米した3月上旬は、アメリカはまだコロナの感染が広まる前だった。カリフォルニア州では3月19日に外出禁止令(ステイ・アット・ホーム・オーダー)が発せられ、LAはロックダウン状態になったため、じわじわとウイルスが広まっている時期だったとみられている。

 「大きな影響力を与える2人だからこそ、感染が疑われた時点で積極的にカミングアウトしてほしかった」「ウイルスが爆発的に広まる手助けをしたから、カミングアウトできなかったのでは」という声も上がっているが、「なにはともあれ、軽症でなにより」と安堵しているファンが多いようだ。

 今月に入ってからも、新生バットマン役で注目を集めているロバート・パティンソンがコロナに感染したと報道された。ロック様ことドウェイン・ジョンソンも一家4人でコロナに感染していたことをインスタグラムで公表し、「免疫力を高めろよ!」「マスクしろよ!」「他人と集まるときは慎重になれよ!」と呼びかけ、大きな話題になったばかり。終息の兆しが見えないコロナ禍において、ベッカム夫妻がかつて感染していた者として、何らかの情報発信を行うことはあるのだろうか?

堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2020/09/09 18:15
DAVID BECKHAM
感染者が悪者になってしまうのがコロナの怖いところだよ
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