インタビュー

山下智久、Snow Man・岩本照、NEWS・小山慶一郎……心理学博士に聞く、ジャニーズの活動自粛は「スキャンダル抑止に効果ナシ」なのか?

2020/08/28 16:50
サイゾーウーマン編集部
冷静になれよミ・アミーゴ

 8月7日、ニュースサイト「文春オンライン」に、成人であると偽っていた現役女子高生モデル2人との飲酒同席が報じられた山下智久とKAT-TUN・亀梨和也。また山下は、女子高生モデルのうち一人を、飲み会の後、高級ホテルにお持ち帰りした疑惑も伝えられ、ジャニーズファンの間に衝撃が走った。これを受け、ジャニーズ事務所は同17日、山下に一定期間の活動自粛、亀梨に厳重注意処分を下すことを発表した。

 昨今、ジャニーズでは、未成年者との飲酒同席により、タレントが処分を受けるケースが続いている。2018年6月には、NEWS・小山慶一郎と加藤シゲアキが同様の問題を起こして、それぞれ活動自粛と厳重注意処分に。また、今年3月には、Snow Man・岩本照も、3年前の出来事ながら、活動自粛処分を科された。

 ジャニーズファンの中には、こうした前例がありながらも、身分のわからない女性と酒席を共にした山下と亀梨には「脇が甘すぎる」「危機感ゼロ」との批判が飛び交うことに。特に山下は、“お持ち帰り”疑惑もあることから、さらに厳しい目が向けられることとなった。確かに、同じ事務所の仲間たちが、“痛い目”に遭った姿を間近で見ているにもかかわらず、なぜ慎重にならないのかというのは、疑問を抱いてしまうところ。ネット上には、ジャニーズ事務所の科す処分は、「スキャンダル抑止策になっていない」と指摘するファンの意見も散見されるが、今回、経営コンサルタントで心理学博士の鈴木丈織(すずき・じょうじ)氏に、見解をお聞きした。

山下智久と亀梨和也は「自分だけは許される」と自己を特別視していた!?

 ジャニーズファンが最も不可解に感じているのは、これまで未成年飲酒問題で処分を受けたタレントがいるにもかかわらず、なぜ山下と亀梨は危機感を持たなかったのか? という点ではないだろうか。これに鈴木氏は「危機感はあるけれど、『この子たちと一緒に飲みたい、遊びたい』という“欲望”が上回ったのでしょう。“欲望”は、理性に勝るものなんです」と指摘する。

「人間というのは“欲望”を抱くと自己本位になり、事実を都合よく解釈してしまう傾向にあります。例えば、もしかすると、相手は未成年かもしれない――という疑いが頭をよぎったとしても、『きっとそんなことはない、大丈夫だ』と過信し、『もし何かあっても、事務所やマネジャーが擁護してくれる』『やってはいけないことをやってしまっても、自分だけは許される』と自己を特別視してしまうのです。仮に、相手の嘘を完全に見抜いていたとしても、自分の欲望を満たしたいがため、意図的に嘘に乗る……ということも考えられます」

 ここで言う“自己の特別視”は、「ジャニーズのトップアイドルだから」という面もあるかもしれないが、「欲望を抱いた人は、誰もがそうなる」という。

「欲には満足があるけれど、欲望には満足がない。欲は生きるための食欲や睡眠欲、欲望は“よりよく”生きるためのもの……例えば、カネに対する欲や、異性に対する欲を指します。後者は満足するということがなく、延々と続く。人間は、欲望に弱いものなんです」

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