精神科医が教える、リモートワーク中に一瞬でできる心のほぐし方5選! コロナ禍のプチ鬱を撃退するには?

2020/08/15 16:00
鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー)

3.手のひらを使って、目を温湿布

 リモートワークやオンライン授業ばかりだと目が疲れますよね。疲れ目は肩こりや頭痛の原因にもなるので、早めのケアが必要。でも、目薬やホットタオルの用意がない時はこうしましょう。

 まず、手のひら同士をこすり合わせて、温めます。手のひらをお椀型にしたら、そのままやさしく、閉じた目を覆ってください。目に直接手が触れないように、10秒くらい、そのままジッと。手を離す前に、目をゆっくりとパチパチさせて、光に少しずつ慣らしてから目を開けましょう。

 これはヨガの「パーミング」という方法ですが、これだけで目の疲労回復効果が期待できます。同時に、脳の休息ももたらすとされる優れもの。この方法で、パソコンやスマホで酷使された目を休ませることを意識的にやってみてくださいね。

4.座ったままで肩甲骨ぐるぐる

 デスクワークの天敵とも言える肩こり。肩に鉄板が乗っているかのようにガチガチになると、本当につらいですよね。マッサージに行けると一番いいのかもしれませんが、お金も時間もない場合は「肩甲骨はがし」にトライしてみましょう。

 肩コリは肩甲骨周辺の血行不良や、肩甲骨の動きの悪さが原因のことが多いので、まずは座ったまま、肩甲骨まわりの筋肉をほぐしましょう。

 やり方はまず、両肩に両手を乗せまます。その状態で腕を前回し5回、後ろ回し5回。前に回すときは肩甲骨同士の間が開くように、後ろに回すときは胸を張り、肩甲骨を寄せるようにするとよりグッド。さらに、腰に手を当て、肩を上下するのもいいですね。

 これだけでも血行が良くなるので、肩こりの改善には効果絶大。心もスッキリするのではないでしょうか。

5.「花丸手帳」で自己肯定感アップ

 人間って、自分の取り組んでいること全てに対して、「無駄じゃない」と思いたいし、できれば「結果」が伴ってほしいし、満足もしたいものですよね。要は、細かく達成感というものを実感できないと、やる気のバロメーターが急速にしぼんじゃう生き物なんです。

 リモートワークでは、報連相(報告・連絡・相談)にしても、業務日誌一つ書くにしても気疲れするのに、これが「できて当然」と見なされがち。オフィスワークの時以上に、叱咤されることはあっても、褒められることはガタ減りなんじゃないでしょうか。もし、ただでさえ低い自己肯定感がなくなりそうだったら、大至急、自分だけの「花丸手帳」を作ってみてください。

 細かく自分の行動を書きだし、花丸を付けるんです。大きなタスクは当然、自分しか気が付かない……例えば「メールの返信をした」「乾電池を忘れずに買えた」「声を出して笑った」など、小さな「やった!」にも全て花丸をつけましょう。毎日どんどん増えていく花丸だらけの手帳を作って、自分の心に“花丸シール”をベタッと貼ってあげてくださいね。

1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている猫みたいに楽に生きる5つのステップ
猫のように生きられたら
アクセスランキング