ヤラセ問題に続き

『イッテQ!』スタッフイジりが物議! 「長男なのに婿入り」を笑いのネタに……「時代錯誤」「何がおかしいの?」の批判

2020/08/09 10:00
サイゾーウーマン編集部
『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)公式サイトより

 『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の人気企画「宮川探検隊」の隊員の一人で、 同番組アシスタントプロデューサーを務める円城寺剛氏が、8月2日放送回で結婚を公表した。裏方としてだけでなく、出演者としても視聴者から認知される円城氏の結婚に対して、ネット上は祝福ムードに包まれたが、一方で、結婚に際して妻側の姓を選択した円城氏を、番組側が“婿入り”とイジる演出を行ったことに疑問を呈す声も相次いだ。

 円城寺氏は「宮川探検隊」企画の第11弾『~宮川探検隊in四万十川!手作りイカダで大冒険&温泉同好会が緊急企画~』の冒頭で、コロナ禍の自粛期間中に結婚したことを公表。「お嫁さんをもらったわけでなくて、婿入りしたんですよ。名前も変わりました」と隊長の宮川大輔に報告し、「円城寺剛改め、香川剛になりました」と新しい名字も紹介した。

 だが、その後、番組内で円城寺氏の心境について「長男なのに婿入りをしてご両親に後ろめたさを感じていた」とするテロップが流れると、ネットでの祝福ムードは一変。「夫が妻側の名字を名乗ることの何がおかしいの?」「長女が結婚して男性側の姓を名乗ることは笑いにならないのに」「時代錯誤も甚だしい」「そもそも現在は、結婚したら2人の新しい戸籍を作るんだから、妻側の家に入る“婿入り”なんて概念はもうない」と反発の声が続出した。

「結婚というおめでたいニュースを、番組の時代錯誤なイジりですっかり台無しにしてしまった印象です。そもそも『イッテQ!』は、以前からスタッフイジりが蔓延し、ネット上で『内輪ノリが鼻につく』などと煙たがられていました。そこに今回のような世間の感覚とはズレた演出が加わったせいで、一部の視聴者はすっかりしらけムードになっているのでは」(同)

 『イッテQ!』がスタッフイジりに固執する理由はなんなのだろうか。

「番組の特性上、毎回、何かしらの“ハプニング”を起こしていかないと視聴率が取れない。しかし『イッテQ!』は以前、人気企画『世界で一番盛り上がるのは何祭り?』でヤラセ問題が勃発したこともあり、タレントを巻き込んでの大掛かりな企画や演出を行うと、またボロが出てしまう可能性もある。そう考えると、スタッフなどの身内イジりは安全で、やりやすいのだと思います。もともとスタッフイジりは激しかったですが、この傾向は今後もさらに顕著になっていくでしょう」(同)

 『イッテQ!』の放送時間帯である日曜午後8時台は、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』、テレビ朝日系『ポツンと一軒家』などの人気番組がしのぎを削る激戦区。昨年から視聴率争いがより激化し、『イッテQ!』 の苦戦が報じられることも増えてきた。

「とりわけ『ポツンと一軒家』 との視聴率対決が話題となることが多く、『イッテQ!』側もライバル視しているのではないかと思われます。しかし、今回のような、視聴者の反感を買うようなスタッフイジりを見るに、大きな社会とのズレを感じてしまいますし、いま一度番組制作のあり方を見直すべきなのではないでしょうか」(同)

 人気低迷がささやかれる『イッテQ!』だが、起死回生のチャンスはめぐってくるのだろうか。

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最終更新:2020/08/09 10:00
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