なんともおぞましい内容

「私の足が大好きで、指の間を舐め回した」英国アンドリュー王子、性暴力被害者が暴露本発売へ! 

2020/08/05 18:42
堀川樹里(ライター)
表舞台から姿を消しているアンドリュー王子だが……

 5月に動画ストリーミングサービス「Netflix」で世界中に配信された、ドキュメンタリーシリーズ『ジェフリー・エプスタイン:権力と背徳の億万長者』。その中で、米実業家ジェフリー・エプスタイン(享年66)と彼の恋人ギレーヌ・マクスウェル(58)に命じられ、英王室のアンドリュー王子(60)に「性奉仕した」と証言したのが、かつてジェフリーの性奴隷だったバージニア・ジュフリー(36)だ。

 ジェフリーは、2019年7月、富裕層の男性たちに性行為目的で少女たちを斡旋する巨大な人身売買ネットワークを運営していたとして逮捕された。起訴もされたのだが、8月に収容されていた拘置所で不審な死を遂げている。自殺と断定されたが、口封じのために殺されたのではないかというウワサがささやかれている。そして、今年7月に逮捕されたギレーヌも、「自分も殺される」とおびえていると報じられている。

 ジェフリーは08年にも同様の罪で起訴されたが、禁錮13カ月という軽い判決しか下らず。『権力と背徳の億万長者』の中では、禁錮といいつつ、刑務所から自由に外出し、仕事をこなしていたという証言も取り上げられた。これも大物とのコネを使ったおかげとみられているが、ジェフリーの華麗な人脈を語る上で必ず出てくるのがアンドリュー王子であり、王子自身、1999年にギレーヌを通してジェフリーと知り合ったことを認めている。

 バージニアは17歳の時にジェフリーと出会い、「マッサージ師免許を取らせてやる」という約束を餌に性奴隷させられてしまった。彼女は2年後の02年、ギレーヌから「ジェフリーの子を産んでほしい」と頼まれ、「マッサージ師免許を取得させてくれたら」という条件を出し、免許取得のために訪れたタイで恋に落ちたオーストラリア人男性に全てを打ち明け、結婚。ジェフリーの元から逃げ出すことができた。

 娘を出産し、自分が受けた虐待を今もほかの少女たちが受けている事実に向き合えるようになったバージニアは、夫に相談し、アンドリュー王子を告発することを決心。15年に、「01年3月10日、ギレーヌの自宅でアンドリュー王子と初めて会い、記念写真を撮影した直後、ギレーヌから『ジェフリーとヤッているように、王子ともヤルのよ』と命じられ、王子から複数回にわたって性虐待を受けた」と激白したが、英国王室は否定。世間からは「娼婦」「うそつき」呼ばわりされた。

 ジェフリーが死に、追い詰められたアンドリュー王子は19年11月、英BBC局のインタビューに応じ、性的接待を受けたことはないと否定。バージニアとも「会った記憶がない」「写真を撮った記憶もない」「性的接触をしたこともない」と断言した。

 この発言を『権力と背徳の億万長者』で、「反省していないから平気でうそをつけるのだ」と強く非難したバージニアが、近々、暴露本を発売するようだと報じられている。

 英タブロイド紙「デイリー・メール」によると、バージニアが準備している暴露本は、『The Billionaire Playboy’s Club(億万長者のプレイボーイクラブ)』というタイトル。同紙は、バージニアが、17~18歳だった01年、ギレーヌに命じられ、ジェフリーがニューメキシコに所有するゾロ牧場に一人で赴き、アンドリュー王子に奉仕した時のことについてつづった箇所を紹介している。

「王子は、長年の友人と再会するように私の腰に手を回した。私は、これから数日の間に起こることにゾッとし、白目をむきながらハグをした」
「私の仕事は、彼を延々と楽しませることだった。エロティックなマッサージを施す最中に、求められるがままに体を預けたり、ただ単に乗馬に連れて行くなど、いろいろなことをしてあげた」
「王子は私の足が大好きで、指の間を舐め回した(略)。でもその行為は、決して情熱的なものではなかった。王子にとって私は大勢いる少女の一人、私にとっては仕事でしかなかったからだ」

 そして、「ニューヨークに戻ると、ジェフリーとギレーヌから『王子とはどうだった?』と聞かれた。私は、『一緒に乗馬したりプールで泳いだり。そして、たくさんマッサージをして差し上げました。マッサージがお好きだったので、毎日数回ほどしました。喜んでもらえたと思います。とてもリラックスされていたし、別れ際にはキスしてくださいました』と答えた。王子と過ごした数日は、気持ち悪くて仕方なかったけれど、2人が聞きたがっていることを話してあげた」「2人は誇らしげな親のような表情を浮かべ、『よくやったわ』と私を褒めた」と明かし、報酬として1,000ドル(約10万円)という少女にとっては大金を受け取ったと告白しているそう。

 親子ほど年が離れた少女の足の指を舐めたと聞くと異常者のようだが、足に性的興奮を感じるセレブは珍しくない。

 米ポルノ界の女王と称されたジェナ・ジェイムソンに、「足の指とアソコを何時間も舐め回す」と暴露された、カリスマロッカーのマリリン・マンソン。女性を「足の美しさ」でランク付けし、性的関係を持つ前には必ず生足をチェックしたと伝えられているエルヴィス・プレスリー。一晩を過ごした女性に、「足にむしゃぶりつきながら、小さなイチモツを取り出し、マスターベーションした」と暴露されたクエンティン・タランティーノは、顔を紅潮させ、恍惚とした表情で女性の足の指をしゃぶっている写真まで流出した。

 英タブロイド紙「ザ・サン」によると、バージニアの暴露本の「99%は事実」で、1%はフィクションとのこと。足フェチは少なくないことから、アンドリュー王子が彼女の足の指を舐め回したことは事実だとみられる。

 ギレーヌが逮捕された直後から予定をキャンセルし、表舞台から姿を消したアンドリュー王子に対するバッシングは日増しに高まっている。ただでさえ、ヘンリー王子・メーガン妃の「王室離脱について」の暴露本に神経をとがらせている英国王室。バージニアの暴露本がリリースされたら、これまで疑惑を一貫して否定し続けてきた王室は、一体どう対応するののだろうか?

堀川樹里(ライター)

堀川樹里(ライター)

6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。

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最終更新:2020/08/05 18:42
英国王室史話
「王子」なんて呼びたくない……
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