[コラム]K-POPタテ・ヨコ・ナナメ斬り

K-POP、2020年上半期ベスト15曲! TWICE「OXYGEN」ベッキョン「R U Ridin’?」Stray Kids「Airplane」ほか

2020/08/03 19:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

MCND - 떠 (Spring) (2020.04.09)

 TOP MEDIA所属5人組グループMCNDのシングル曲です。5月の特集で取り挙げているため細かい説明は不要だと思いますが、コロナ禍でこの曲と歌詞、彼らのプロモーションに救われた人がいるんじゃないかと思います。まだデビューして半年少しでシングルが2曲、EPが1枚しかリリースされていないですが今後に期待したいです。

에이핑크 (Apink) – Yummy (2020.04.13)

 Play M Entertainment所属6人組グループ、Apinkの9枚目のEP『LOOK』の収録曲です。一つ前のEP『PERCENT』も全体的に良く、今回も「Yummy」と「Be Myself」で本当に悩みましたが、「Be Myself」はメンバー3人のユニット曲なため、全員いる「Yummy」を選びました。ちなみに、あとの3人のユニット曲「Love is Blind」も良い曲で、音楽番組ではタイトル曲の「덤더럼(Dumhdurum)」とユニット曲の計3曲を披露して活動しました。

 K-Popアイドル自体、全員揃って契約更新をすることはあまり多くないですが、Apinkは2017年に全員が契約を更新し、それ以降発表された4枚のEPはどれもとても良いものになっています。メインボーカル・ウンジの透き通った落ち着きのある声が大好きで、これからもたくさん良い曲がリリースされたらうれしいです。

밴디트 (BVNDIT) – Children (2020.04.20)

 MHN Entertainment所属5人組グループBVNDITの2枚目EP『Carnival』の収録曲及び、その先行シングルとしてリリースされた楽曲です。グループ名にあまり馴染みがないかもしれませんが「バンディット(韓国語発音ではベンディト)」と読み、チョンハと同じ事務所なため、チョンハの妹グループとも言われています。

 Lo-Fi Hiphopとして6月の特集でこの曲を挙げましたが、このようなジャンルの楽曲かつオールアニメーションのMVを先行シングルとしてリリースし、さらには音楽番組に出演して活動することが今まではあまり考えられないことだったと思うので、挑戦したなと感心しました。今後ももっとK-Popシーンで音楽やパフォーマンス、形態などさまざまな表現が多様化していったら良いなと思います。

오마이걸 (OH MY GIRL) – 살짝 설렜어 (Nonstop) (2020.04.27)

 WM Entertainment所属7人組グループOH MY GIRLの7枚目のEP『NONSTOP』のタイトル曲です。OH MY GIRLは19年下半期に『Queendom』というMnetのサバイバル番組に出演し知名度を上げ、その後初めてのリリースが今回の『NONSTOP』でした。成績は恐らく誰もが想像する以上で、音楽番組で1位獲得はもちろんのこと、melon(韓国でシェア1位の音楽配信サイト)のチャートでもかなり長い期間にわたって1位、及び上位にチャートインします。melonは利用にあたり、韓国の携帯番号での認証が必要なため実質韓国に住む人しか利用ができず、音楽番組や他配信サイトに比べて、より韓国内での人気を反映しているチャートと言えます。

 この記事を書いている7月末に確認しても、いまだに「Nonstop」が13位にチャートインしています(ちなみに12位には収録曲「Dolphin」がいます)。また曲中のミミのラップが非常に良く、デビュー当時からOH MY GIRLの楽曲に好きなものはたくさんありましたが、デビューから5年たってようやくそれに気付けた曲でもあります。

공원소녀 (Girls in the Park) – 공중곡예사 (Wonderboy, the Aerialist) (2020.04.28)

 KIWI Media Group所属7人組グループ公園少女の4枚目EP『the Keys』の収録曲です(今回はメンバー・ソソがケガなどの理由で活動に参加していません)。デビューから「夜の公園シリーズ」と称してDeep House・UK Garage楽曲がタイトル曲のEPを3枚リリースしましたが、今回はタイトル曲が少しElecto寄りの楽曲になっており、また別のシリーズが始まるようです。

 今までの3枚のEPも全て良いのですが、今回も「공중곡예사(Wonderboy, the Aerialist)」と「Tweaks ~ Heavy cloud but no rain」の2曲でどちらを挙げるか非常に悩みました。4つ打ちやバラードの楽曲をやる女性アイドルグループはたくさんあれど、このようなシャッフル調のJazz楽曲をやるグループはあまりないためこちらを選びました。この曲はタイトル曲「BAZOOKA!」の後続曲として音楽番組で何度かステージも披露しているので検索して見てみて下さい。特に人気や反応などに左右されず、毎回最高クオリティの楽曲を準備出来るKIWI Mediaに、これからもよろしくね! と言いたいです。

백현(BAEKHYUN) – R U Ridin’? (2020.05.25)’]

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Sporty

 もはや説明不要、SM Entertainment所属EXOのメインボーカル・ベッキョンの2枚目のソロEP『Delight』の収録曲です。こちらもEPの「R U Ridin’?」「Bungee」「Poppin’」と、どれにするか迷いました。6月の記事で特集しています。SMのグループに所属するアーティストでソロ活動が好きなのは、SHINeeのキーとベッキョンなのですが、2人ともセルフプロデュースがうまく、今後もソロアルバムをリリースして欲しいなと思わせます。

트와이스 (TWICE) – OXYGEN (2020.06.01)

こちらも説明不要、JYP Entertainment所属9人組グループTWICEの9枚目EP『MORE & MORE』の収録曲です。1つ前のEP『Feel Special』から2stepアイドル(2step楽曲を持つグループを勝手にこう呼びます)の仲間入りをしたTWICE、今回も良い2step曲があってうれしいです。昨年の『Feel Special』リリース時に2stepについて書いた記事があるのでまだ読んでいない方は是非読んでみて下さい。

 TWICEは年々、アルバムをリリースしても音楽番組に出たりするプロモーションの期間が短くなってきていて、タイトル曲以外のステージを見られる機会がカムバックショーケースやコンサート以外では少ないため、是非この曲のパフォーマンスを8月9日のオンラインコンサートで見たいです。本当は4月に東京ドームで彼女たちを見るはずだったのに……。

하성운 (HA SUNG WOON) – Twinkle Twinkle (2020.06.08)

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 元Wanna Oneから2人目、StarCrew ent所属6人組グループHOTSHOTのメンバー、ハ・ソンウンの3枚目EP『Twilight Zone』の収録曲です。グルーヴのあるトラックにエレピとピアノの音が映える、ファルセットが気持ち良い曲です。

 こちらもEP全体が良すぎて「Lazy Lovers」「Puzzle」「Twinkle Twinkle」のどれを選ぼうか、かなり悩みました。3枚目のEPですが今までのリリースに比べて音楽的にかなり深みのあるEPになっているのを感じます。デビュー当時からHOTSHOTを追っていたので、グループとしての活動がないのはとても悲しいですが、事務所の経営が本当に厳しいらしいので大黒柱として頑張って欲しいです。

스트레이 키즈 (Stray Kids) – 비행기 (Airplane)(2020.06.17)

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 JYP Entertainment所属8人組グループStray Kidsの初フルアルバム『GO生』の収録曲です。こちらも同アルバムの収録曲「GO生」を7月に特集しましたが、それとは打って変わってポップでほんの少し哀愁のある楽曲です。楽曲の内容が、好きな人に旅行というアプローチで告白をする曲で、今まで彼らの曲で恋愛のことを歌う曲はなかったので変に深読みしてしまいます。

 Stray Kidsは毎回アルバム収録の1曲をStreet Ver.として、道端を歩いたり公園で遊ぶ模様を収録したMVを出すのですが、恐らく今回この曲がそれの対象になっているため、MVが突然公開されるのを今か今かと待ち続けています。追記:原稿を出したあとに突然、 メンバーのスンミン編集で動画がアップされました。 フルで見たい!

OH MY GIRL Nonstop: 7th Mini Album (QUEST Ver.) CD
コロナ鬱にはK-POPがてきめんに効く〜
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