知られざる女子刑務所ライフ95

元女囚が考える、マッキー&マーシー覚醒剤裁判――薬物依存はムショに行っても治らない

2020/07/12 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

マッキーとマーシーの裁判

 コロナで延期されていたマッキーこと槇原敬之さんの初公判の日程が、7月21日と発表されましたね。例によって覚醒剤取締法違反(所持)ですが、むしろ中野は「前歯のなさ」が気になりましたね。50歳くらいやそうですが、どう見てもオジイですよね。やっぱりシャブですかね。私は大丈夫ですけどね。念のため。

 それに、2年も前の「所持容疑」ということで、「おかしい」という声もありますね。私もどうかと思いますが、どうなるんでしょうね。

 そして、6月30日には同じく覚醒剤取締法違反(所持)で逮捕されていたマーシーこと田代まさしさんの控訴審が開かれ、一日だけで終わったようです。もともと殺人事件とかではないですが、やっぱり裁判は早くなりましたね。「迅速化」ちゅうやつです。ちゅうか瑠美としたことが、マーシーが控訴してたの知りませんでしたよ……。ニュースでも、あんまり大きく出てなかった気がします。

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