お待たせしすぎたのかもしえれません

『半沢直樹』新作に暗雲!? 再放送視聴率が「思ったほど高くない」「池井戸ドラマ大量産の弊害も」

2020/07/12 10:00
サイゾーウーマン編集部
『半沢直樹』(TBS系)公式サイトより

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、放送が延期になっていた連続ドラマ『半沢直樹』(TBS系)の新シリーズが、7月19日からスタートする。同作は、堺雅人主演、池井戸潤原作で2006年に大ヒットした同名ドラマの7年ぶりの続編放送開始に先駆け、前作の特別編集編が前後編で2週にわたり放送されるが、5日放送の前編の視聴率は13.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)を記録した。

「一般的に見て、こういったおさらい放送でこの数字は驚きの高視聴率と言えますが、『半沢直樹』が前作の最終回で平均視聴率42.2%、瞬間最高46.7%という記録を叩き出した伝説的作品であることを考えると、『思ったほどでもない』と捉えた視聴者は少なくない様子。実際に、同時間帯前半の裏番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)も13.0%だったため、『半沢直樹』の視聴率が飛び抜けてよかったというわけではなさそうです。ネット上では『もっと高いと思ったけどそんなもんか』『期待しすぎていたのかも』といった声も見られます」(芸能ライター)

 再放送へのこういった反応を境に、新作の視聴率の雲行きを怪しむ声も上がり始めているようだ。

「ネット上で特に目立つのは、『完全に時期を逃した』といった意見。やはり最もネックになっているのが、続編放送までに7年もかかってしまったという点でしょう。当時は続編を待ちわびていた視聴者の熱も、7年たったことで完全に落ち着いてしまったようです。また半沢ブームをきっかけとして、この7年間に、池井戸原作のドラマ化が相次いだ影響も大きい。『下町ロケット』『ルーズヴェルト・ゲーム』『陸王』『ノーサイド・ゲーム』(いずれもTBS系)など、似たテイストの池井戸原作ドラマが量産されたため、『池井戸はおなかいっぱい』『もう飽きた』との反応も散見されます」(同)

 このところ、続編放送までに長い年月がかかった人気ドラマの新作は、相次いで視聴率が低迷しているとの指摘も。

「昨年は、13年ぶりに阿部寛主演の『結婚できない男』(06年、フジテレビ系)の新作『まだ結婚できない男』が放送されました。06年版の単話最高視聴率が22.0%、全話平均は16.9%だったため、フジも新作のヒットを期待していたようですが、最高視聴率は11.5%、全話平均は9.4%と寂しい数字でした。また、最終回で26.0%、全話平均で20.1%を記録した篠原涼子主演『ハケンの品格』(日本テレビ系)も、今期13年ぶりに復活しましたが、第1話は14.2%でロケットスタートを切ったものの、第2話と第3話は11.9%、第4話は12.7%と、前作に比べてかなり苦戦しています。『半沢直樹』も同じ道をたどる可能性はあるでしょう」(同)

 7年の歳月を経た『半沢直樹』は、こうした下馬評を覆すことはできるだろうか。

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最終更新:2020/07/12 10:00
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