声を上げるのは悪いことじゃないけど

『あいのり』桃、霜降り明星・せいや、大渕愛子弁護士……“法的措置”を予告し反響集めた有名人

2020/07/11 15:00
杜若菖蒲(ライター)
「まず自分を見直して」「社会を変えてほしい」法的措置を予告し反響集めた有名人3人の画像1
オフィシャルブログより

 かつて恋愛バラエティ番組『あいのり』(フジテレビ系)に出演して人気を博し、現在はブロガーとして活動している桃が、6月28日にブログを更新。匿名掲示板やSNSに書き込まれた自身への誹謗中傷に対し、法的措置をとると予告した。

「桃はこのブログの中で、『この世から消えて』などと書かれた誹謗中傷のダイレクトメッセージ(DM)を公開。これまでの書き込みやDMには目を瞑るとした上で、今後の誹謗中傷に対しては、『優秀な弁護士さんにお願いしようと思っています』と警告したのです。しかし、ネット上では『誹謗中傷はよくないけど、桃の言動もあらためたほうがいい』『桃の書き方も悪いよ。そこ自覚しないと、同じことの繰り返しでは?』といった指摘が寄せられています」(芸能ライター)

 翌29日、桃は自身のブログで胃がんの原因となる「ピロリ菌」の検査をしたと報告。その際、「胃がんはとっても【もったいない死に方】と言われている病気のひとつだと、お医者さんが言っていました…」とつづり、ネット上で「胃がんで家族を亡くしているので、“もったいない死に方”とは腹立たしい限り」「医者に言われたことだとしても、ブログに書くと傷つく人がいると想像してほしかった」などと批判を浴び、炎上状態になっていた。

「その後、桃は誤解を招く表現だったことを謝罪していますが、『ブログでの発信とか向いてないんだよ』『弁護士に相談とかいう前に、まず自分の発言を見直してほしい』と、冷ややかな声が上がっています」(芸能ライター)

 お笑い芸人の霜降り明星・せいやは、6月18日に「週刊文春」(文藝春秋)のニュースサイト「文春オンライン」にて、ウェブ会議ツール「Zoom」を使ってセクハラを行ったと報じられた。記事によると、SNSで自身のファンである女性をオンライン飲み会に誘い、その際、下半身を露出して自慰行為に及んだそう。しかし、所属事務所の吉本興業は翌19日、報道に問題があるとして、「文春」を相手に「法的措置を取ります」と宣言。

「『文春』の直撃取材に応じたせいやは、『ハメられました!』『ハニートラップです』と主張しており、ネット上でも『本当にハニトラならかわいそう』『文春もちょっとやりすぎでは?』と同情の声が上がり、そんな中で、吉本興業が法的措置に出ると明かしたわけです。とはいえ、せいやの“脇の甘さ”を指摘する人も見受けられ、ネット上では『どっちにしろ、せいやも反省するべき』『芸能人としての自覚が足りない』といった声も少なくないです」(同)

 桃とせいやに冷静な反応が寄せられる一方で、バラエティ番組『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)などに出演する大渕愛子弁護士には、応援の声が上がっているようだ。

「大渕弁護士は6月4日、自身のブログに書き込まれた誹謗中傷コメントに対して、法的措置をとると明かしています。同時に、2018~20年にブログへ書き込まれた誹謗中傷コメントのスクリーンショットを公開し、『こういうコメントをわざわざ投稿しても意味がないよ』と知らしめるための行動だと説明。すでに情報開示の手続きを進めているとも報告していました」(同)

 大渕弁護士の“反撃”に、ネット上では「大渕弁護士が社会を変えてくれると信じてます」「書き込みをした人には、きちんと責任を取ってもらうべきですね」と、背中を押す声が多数。また、「相手が弁護士なのに、よく誹謗中傷できるな」「書き込みの内容や相手を考えても、法的措置執られて当然」と、法の専門家への違法行為に呆れる声も見受けられた。

 匿名の人物が発した一言でも、誰かの人生を悪い方向へ導く可能性がある世の中を、彼らが身をもって変えてくれるだろうか。

杜若菖蒲(ライター)

杜若菖蒲(ライター)

幼い頃からワイドショーが好きで、15歳で「リポーター」と呼ばれていた。趣味はリサーチ、特技は妄想。自慢の“地獄耳”で、些細なゴシップも素早くキャッチします。

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最終更新:2020/07/11 15:00
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せいやの一件、やっぱマヌケだな
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