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『ザ・ノンフィクション』マキとジョンが「やらせ」告発! 「アイドル」「農家の嫁」も番組側にクレームの過去

2020/07/07 17:30
サイゾーウーマン編集部
ジョン&マキ公式ブログより

 7月7日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)にて、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)の人気シリーズ「マキさんの老後」に出演していた女装のゲイ・マキさんと、男装のレズビアン・ジョンさん夫婦が登場。同番組のやらせや過剰演出、さらにはセクハラについて告発している。

 記事では、マキさんとジョンさんが同番組に出演する際、スタッフに台本を渡されていたことをはじめ、やらせやねつ造が多数あったと伝えている。

「同番組では、マキさんとジョンさんのケンカシーンがたびたび放送されていましたが、今回ジョンさんは、『とにかく「ケンカしてください」と言われるんです。ケンカするまで(スタッフが)帰ってくれない』と、やらせの詳細を告白。またディレクターは、マキさんを『“ヒモオカマ”として描こうとして』いたといい、『たった2万円しか生活費を入れずに威張り腐っているオカマとして放送された』とも訴えています。さらにはジョンさんが、『酔ったディレクターに胸を触られる』というセクハラ行為を受けたことも明かしているんです。同シリーズのファンにとっては、どれも衝撃的な告発と言えるでしょう」(芸能ライター)

 『ザ・ノンフィクション』の出演者が、番組の演出について告発したのは初めてではない。2011年5月に放送された企画「アイドルすかんぴん」に登場したアイドルが、放送後にブログで番組内容に異を唱えたことがあった。

「彼女は、グラドルや女優として活動し、AV界にも進出。その後、パニック障害で休業していたという過去があります。しかし、番組では、アダルトの仕事を中心に編集されたそうで、放送後に『あれだけ沢山撮って使うのは結局アダルト、脱ぎ、それがメインか』『何より裏切られたことが辛い。悲しい、やっぱそういう目で見て取材してたんだなって』と、自身のブログで告白。さらに別の日には、番組ディレクターと電話で話し、『彼への不信感は怒りに変わりました』ともつづっていました」(同)

 今年1月に放送された企画「私って嫁ですか 妻ですか ~農家に嫁いだ友紀子の結婚~」に出演していた岩立友紀子さんも、放送後にとあるYouTubeチャンネルに登場し、「『ザ・ノンフィクション』というタイトルのわりにだいぶフィクションだった」「編集に嘘が多い」「(自身を)100倍くらいダメな奴に描かれた」と明かしている。

「岩立さんは専業農家の長男と結婚した女性なのですが、農作業を手伝うことはなく、農家専門の婚活サイトを立ち上げるなど婚活事業を行っています。番組では岩立さんが、婚活応援バーの経営に乗り出したものの失敗したため、突然妊活を始め、農作業を手伝うようになった……という流れが展開され、当時、視聴者からは『自分勝手すぎる』などと批判が噴出。しかし、彼女いわく『婚活バーが失敗したから妊活を始めた』のは嘘で、以前から妊活をしていたというんです。同番組は、さまざまな人々のリアルな生き方が描かれたドキュメンタリーとして人気を博していますが、実際には演出で済まされる問題ではないレベルのものもあるのかもしれません」(同)

 5月にはリアリティ番組『テラスハウス』(Netflix配信、フジテレビ系でも放送)に出演中だった女子プロレスラー・木村花さんが急死。その原因には、番組側の過剰演出によって、木村さんに「悪役」としてのイメージが定着してしまい、ネット上で誹謗中傷が相次いだことも関係するのではと言われている。前出のマキさんとジョンさんも、『ザ・ノンフィクション』の演出によって本来とは異なるイメージが根付き、アンチからの誹謗中傷を受けたと告白していることから、今後は同番組にも厳しい目が向けられるかもしれない。

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最終更新:2020/07/07 17:30
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