安藤なつとのコンビも微笑ましい

カズレーザー、『サンジャポ』『とくダネ!』でのコメントに絶賛続出のワケ――「独自の正義感」「浮世離れしてない」!?

2020/06/28 10:00
サイゾーウーマン編集部
奇抜な一発屋と思われていたけれど……?

 メイプル超合金のカズレーザーが、現在テレビ界で、「コメンテーター」として注目を集めている。ここ最近だと、元NEWS・手越祐也のジャニーズ退所や、『テラスハウス』(Netflix配信)出演者である女子プロレスラー・木村花さんの自殺に起因するネットの誹謗中傷問題、さらにはナインティナイン・岡村隆史の不適切発言などに対し、「周囲の意見に流されない、業界に忖度しない、キレの良いコメントを次々に発信して、世間からの支持を集めている」(芸能記者)という。

 カズレーザーは現在、『サンデー・ジャポン』(TBS系)『とくダネ!』(フジテレビ系)などでコメンテーターとして活躍している。今年4月、新型コロナウイルス感染拡大により、貧困に陥った女性が「風俗店で働くようになること」を期待する旨の発言が問題視され、岡村が大バッシングを受けた際には、『サンジャポ』でこんな発言をしていた。

「このときネット上では、岡村に対し、『チコちゃんに叱られる!』(NHK)降板を求める署名活動が起こっていました。これには『署名活動はやりすぎ』という反発も強まっていたのですが、カズレーザーは、『あの発言に不快感なり思うことがある人は、署名活動をするべき』と述べ、活動を後押し。先輩である岡村や、岡村の所属する大手事務所・吉本興業への“忖度なし”の意見が話題を集めたんです。また、相方の矢部浩之が、ラジオで岡村に公開説教を行ったことに対し、『コンビ同士っていう狭い範囲に(問題を)落とし込んだのは、僕はあんまりよくなかったんじゃないかと思います』と疑問を呈した。世間では矢部の“相方愛”が称賛されるような流れになっていたのですが、それは問題の本質を見落としていると鋭く指摘したんです」(同)

 『テラスハウス』出演者・木村さんが自ら命を絶った原因とされるネットでの誹謗中傷問題に対しても、その発言が注目された。

「カズレーザーも芸能人なわけですから、局や制作サイドに気を使ったコメントをするかと思われました。しかし『サンジャポ』で、誹謗中傷コメントを発信する側に対し『熱を持って見てるんだから、誹謗中傷はある。止めたって無限に出る』と一定の理解を示し、ネットの現状を冷静に分析した一方、『若い人、未成熟の人に対して作ってた番組。その視聴者をリテラシーが足りないと言っても。作り手がもっと配慮すること』と、制作サイドの在り方を問題視したんです」(同)

 直近だと、手越の事務所退所騒動へのコメントも、ほかのコメンテーターとは一線を画す内容だったとして話題に。

「テレビでは、手越の退所に関しては、どちらかというと厳しい論調で伝えていたのですが、そんな中カズレーザーは『とくダネ!』で、手越が自らのYouTubeチャンネルで記者会見を行うことを、メディアが盛んに取り上げている状況を指摘し、『こんな宣伝してくれるなら(手越は)絶対に成功する』『こうやってモデルケースで成功するとジャニーズ以外でも大手事務所とかを退所される人が増える』とコメント。つまり、手越に苦言を呈そうとしているテレビが、間接的に彼のネット活動を後押しするかのような状況を生み出していると分析したわけです」(同)

 ネットでは、こうしたカズレーザーのコメントに対し、「相変わらず絶妙なところを突いてくる」「カズレーザーの視点はいつも独特で感心する」など、称賛の声があふれている。

「カズレーザーは昨年も、木下優樹菜がタピオカドリンク店店長に送った恫喝疑惑DMに対し、『カタギの言葉じゃない』と指摘し、『その通り』とネット上で話題になっていました。カズレーザーがコメントすれば、その都度『独特』と言われ、確かにその通りだと思いますが、騒動を煽るようなスタンスではなく、常に中立を保ち、世間の常識に尺度を合わせながら持論を展開している印象。そこに共感が集まるのでしょう。また感情的ではない、淡々とした口調も、支持を得ている要因だと思います」(同)

 カズレーザーは同志社大学卒業の「インテリ芸人」としても知られている。

「でもコメンテーターとして、そのインテリぶりをひけらかすことはほとんどない。そこもまた好感を持たれているポイントじゃないでしょうか。世間に広く認知されるようになったのは、メイプル超合金として『M-1グランプリ2015』の決勝に進んで以後ですが、ブレーク当初は奇抜なファッションや髪の色のイメージなどから、キワモノ的な目で見られてたのに、 今ではすっかりイメージが変わってきています。当初持たれていた一発屋のイメージももうありません。 芸人としてだけでなく、コメンテーターとして新たな地位を築き、今後も独特の立ち位置で人気を継続していくのでは」(同)

 コメントの裏に、知的さや彼独自の正義感が見え隠れしつつも、極端な浮世離れはしていない――そんなカズレーザーのコメントに、今後も注目していきたい。

サイゾーウーマン編集部

サイゾーウーマン編集部

芸能・ジャニーズ・美容・暮らし・カルチャーなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter:@CyzowomanC

Instagram:@cyzowoman

オンナを刺激するニュースブログ[サイゾーウーマン]

最終更新:2020/06/28 10:00
芸人「幸福」論/プチ鹿島
マツコ・デラックスがグイグイきてた頃を思い出す
アクセスランキング