【ジャニーズJr.チャンネル便り】

美 少年の企画が「元ジャニ」と丸かぶり、7 MEN 侍・矢花は『カイジ』モノマネで大暴れ!【ジャニーズJr.チャンネル週報】

2020/06/07 21:00
中村チズ子(ライター)

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、少年忍者(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、5月28日~6月3日公開の動画をチェックします!

美 少年、大反響企画は元ジャニと丸かぶり!?

 30日に配信されたのは「美 少年【リモートドッキリ】那須にバレずにどこまでできるか?」。昨年3月公開の「【那須からドッキリ】風船パーン!水ビシャー!! 開けるとゴキちゃん!!!」では、那須雄登がほかのメンバーにドッキリをお見舞いしたが、今回はリモート収録中に那須を騙すという仕返し編。佐藤龍我が企画の中心人物となり、「那須にバレずにどこまでできるか?」にチャレンジしている。

 佐藤、岩崎大昇、浮所飛貴、金指一世、藤井直樹のもとには、事前にスタッフがアイテムや得点表を配布したそうで、例えば「顔にホクロを書く 1pt」「水(500ml)を飲み干す 5pt」「上着を着替える 8pt」「歯磨きをする 10pt」など、いくつか基本の項目が決められていた。冒頭からハイテンションの5人は、オリジナルのネタも交えつつ、どんどんポイントを稼ごうと、やる気満々だ。

 趣旨説明後は、何も知らない那須が合流し、ニセ企画「リモートにらめっこ」がスタート。さっそく佐藤、金指、藤井はさりげなく「投げキッス 1pt」を連発し、那須が目を離した隙に「飴を舐める 1pt」「顔にホクロを描く 1pt」を実行する人も。にらめっこの進行役を務める那須が、意外にも他者の異変に気づいていないため、周囲は徐々に爆走。独自の「もみあげ伸ばす」(佐藤)をはじめ、堂々と「激辛焼きそばを食べる 8pt」にトライしていった。しかし、途中で那須は「浮所、お前ちょっと待って、待って。なんかお前、どうした、お前。なんか麺見えたけど、ちょっと……」と、指摘(5分45秒頃~)。浮所が「どういうこと!?」とシラを切ると、「コンタクト、ずれてるかな!? 今日、俺。気のせいか……」(那須)と、自身の問題だと受け止め、それ以上の詮索はせずに終わった(ちなみに過去2回、色合いが気になっていた浮所のライトが調節されていて見やすい)。

 そんな中、豪快な変顔を見せる金指とは対照的に、ほとんどワンパターンの那須……など、ダミーのにらめっこ自体も見どころ盛りだくさん。8分が過ぎた頃、口周りまで念入りにリップを塗る浮所に対し、那須が「唇テカリすぎじゃね!? ちょっと待って。絶対塗りすぎだって。マジ、マジ、マジ。絶対ティッシュで拭いたほうがいいよ」とツッコミ。すると、開き直ったかのように浮所と藤井は上着を着替えていた。佳境に入ったところで、個人的に面白かったのは、那須が顔を伏せているのをいいことに歯磨きし、突如として鍵盤ハーモニカを吹き始めた佐藤の奮闘ぶりだ。しかも、選曲は「チャルメラ」で、これには仕掛け人サイドもついつい笑ってしまっていた(本体がピンク、鍵盤に目印のシールが貼ってある点を考えると、本人の私物ではなく家族の持ち物では!?)。

 そして、極めつけは岩崎のシャンプー(8分55秒頃~)。撮影中に“髪を泡立てる”というぶっ飛んだ発想が素晴らしく、岩崎ならではのアイデアが光っていた。最終的にネタバラシの時間となり、本来の企画を把握した那須は「だからか! なんか、みんなおかしいな~と思ったら。うわ~、これ当事者楽しそうだな」と、苦笑い。前半で浮所が麺を食べたシーンについては、「(午後)1時からじゃん、今日。だから、昼メシ食ってねぇから、下にセッティングしてあったのかなって……」と、那須の優しさにより、あえて注意しなかったそうだ。那須は「やられた~!」と悔しんだが、「でも、良かったよ。なんかみんな、撮影中にちょっとずつおかしくなっていくからさ。もう会わないうちにちょっとおかしくなっちゃったのかな~と思って」と、ドッキリだとわかって安堵していた。

 当初はポイント制のはずだったが、「おもしろかったのでみんなが優勝」(テロップ)とのこと。細かい採点は行わず、平和なオチになったのは、視聴者も納得の結果だろう。いずれにせよ、那須がここまで温和な性格でなければ成立していなかった企画であり、佐藤らの暴走を受け止める度量の大きさを感じる1本。妙な雰囲気を察しても収録を続けようとするあたり、那須の真面目な性格がにじみ出ていた。

 概要欄に「1人最低6回は見て、それぞれの動きをチェックしてみてください。いや、6回と言わず、10回でも100回でも…」という言葉もある通り、1度再生しただけだと、全員の動きを追うことは難しいだろう。コメント欄やSNS上では「こんなに何回も動画を見たのは初めて。めちゃめちゃ神回!」「今回の美Tube、最高に面白いし、おかしな行動をとるメンバーに対して、那須くんが『みんな会わないうちにおかしくなっちゃったのかな~』って笑っていたり、美 少年の優しいところがあふれてて好き」「カップ麺食べてる浮所くんに気づいたけど、『昼メシ食ってなくて下にセッティングしたのかな』って思った那須くんのピュアさが愛おしい」「1人ずつ見るために何回か見てる。目が足りない」と、興奮気味の感想が相次いでいる。

 また、今回の動画とともに、YouTubeの「7ORDER project」の動画も話題に。「7ORDER」とは、2018年までジャニーズJr.内ユニット・Love-tuneとして活動した、阿部顕嵐、真田佑馬、長妻怜央、萩谷慧悟、森田美勇人、諸星翔希、安井謙太郎によるグループ。美 少年より一足早い29日に、偶然にも「【神回】ドッキリ!萩ちゃんの天然炸裂!ZOOM新感覚ゲーム【7ORDER】」なる動画が配信されていたのだ。こちらは、萩谷に内緒で、残る6人が「バレずに服を3回着替える」「バレずに500mlの水をかぶれるか」といったお題に挑む過程を公開(後半戦の動画もあるそう)。美 少年は各々好き勝手やっていた一方で、7ORDERバージョンは少々展開が異なり、1つのミッションをほぼ同タイミングでこなしていく模様を楽しめる。

 退所組とはいえ、7ORDERの活動もチェックしているジャニーズファンからは「美Tube、7ORDERがやってたやつ! どっちもカオスで面白い!」「2組とも『○○にバレずにミッションクリアする系』の動画で、BGMも一緒! 双方のファンに見てもらいたい」「美Tubeと7ORDER、全く同じ企画でビックリ。どっちも面白すぎる」「美Tubeと7ORDER、まさかのネタかぶり(笑)」「企画丸かぶりだけど、美Tubeも7ORDERも面白い。たぶん、この企画にハズレがない」と、2本とも高い評価を得ている。ちなみに、美 少年の再生回数は、いつもよりハイペースの46万台で、元ジャニ・7ORDERのほうは26万台と、かなりの差がついていた(6月5日時点)。

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