知られざる女子刑務所ライフ92

自称・天才編集者の「絶対変なことしない」に大笑い! 元女囚のラウンジママが語る「枕営業」

2020/05/31 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)
『死ぬこと以外かすり傷』(マガジンハウス)

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

タダ働きってサイテー

 「死ぬこと以外かすり傷」というフレーズが好きすぎて、幻冬舎の編集者・箕輪厚介さんの大ファンだったのですが、出版がらみで若い女性にエッチを迫ったのがバレたそうですね。ちゅうか箕輪さんのほかに幻冬舎の社長さんとかエイベックスの会長さんとか、登場人物が多すぎて、中野にはようわかりません。会長さんは大麻疑惑もあるんですか?

 「つまり被害者の女性は、『エイベックス会長の本を出そう』って箕輪さんから持ちかけられて、一生懸命に原稿を書いたのに、幻冬舎の社長に怒鳴られ、本が出ないどころか原稿料ももらえないし、さらにエッチを迫られた、という残酷物語です。会長さんの大麻の話は、その前から出ていたようですよ」と編集者さんが説明してくれました。

 へえ、そんなことあるんですね、出版業界……。タダ働きってサイテーですよね。中野の場合、連載も単行本もマジメな編集者さんが担当してくださっていて、出版についてイヤな思いをしたことはないので、ちょっと驚きました。

女子刑務所ライフ!
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