女のための有名人深読み週報

NEWS・手越祐也、「いい人としか接しないw」と豪語も週刊誌に“売られて”しまうワケ

2020/05/28 22:00
仁科友里(ライター)

手越が養うべきものは「人を見る目」

 証拠と言えば、4月上旬の飲み会に関しても、手越が女性とやりとりしたLINEが「文春」に流出。待ち合わせ時間などの連絡に加えて、手越は「俺、頭良くて成功してる人好きだからいい人とかすごい人しか接しないw」と書いている。

 しかし、「いい人とかすごい人しか接しないw」という割に、有名人である昭恵氏や手越にとって、不都合なデータが週刊誌にバンバン載るのはなぜなのだろうか? もし花見のメンバーが、集合写真という証拠を週刊誌に売ったのだとしたら、その会に参加している時点で「成功してる=すごい人」に間違いないが、本当に「いい人」と言えるのだろうか。それは一緒に飲み会をした女性も同じで、本当に「いい人」なら、飲み会そのものを止めるか、LINE画面を週刊誌に提供することはしないのではないだろうか。

 なぜ手越は、「いい人」とは思えない人を、「いい人」と認識して、付き合ってしまうのか。大手の事務所や大企業など、強い後ろ盾があるとき、しかもその中でめざましい成果を上げて成功したとき、多くの人が優しくしてくれるだろう。しかし、その優しさの中には「成功した人と親しくしておくとトク」という打算がまったくないとは言いきれない。手越は、そうした人たちの上辺の優しさしか見ていないのではないか。

 かつて『有吉ゼミ』(日本テレビ系)で、元光GENJI・諸星和己が「結婚できない理由」として「他人を信じられない」ことを挙げていた。解散して事務所を辞めると、スタッフもファンも自分の周りから去っていったために、人間不信になってしまったのだという。頂点を極めた人ならではの苦しみとも言えるが、逆に言うと、それでも残ってくれた人が「いい人」「大事な人」であることに気づくはずだ。それは手越も同様だろう。手越と同じように「俺、頭良くて成功してる人好きだからいい人とかすごい人しか接しないw」と考えて、人付き合いをする人は少なからずいるだろうし、それが間違っているとは思わない。しかし、そういう人は、芸能活動ができなくなった手越に、手を差し伸べてくれるのだろうか。

 「スポニチアネックス」によると、手越は知名度を生かして実業家への転身を考えているというが、手越はビジネスの勉強とは別に「人を見る目」も養う必要があるのかもしれない。

仁科友里(ライター)

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2020/05/28 22:16
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