女のための有名人深読み週報

NEWS・手越祐也、「いい人としか接しないw」と豪語も週刊誌に“売られて”しまうワケ

2020/05/28 22:00
仁科友里(ライター)
売られるより売れてほしい

羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「俺、頭良くて成功してる人好きだからいい人とかすごい人しか接しないw」NEWS・手越祐也
「週刊文春」2020年5月21日号(文藝春秋)

 ゲスの極み乙女。・川谷絵音とタレント・ベッキーの不倫騒動は、妻帯者の川谷が、正月に長崎の実家へベッキーを連れ帰ったことを「週刊文春」(文藝春秋)に報じられたことで始まった。当時、CM契約をたくさん抱えていたベッキーは、マスコミからの質疑応答の時間を設けない釈明会見を開き、「友人関係であることは間違いありません」「川谷絵音さんの作る音楽のファンでありまして」と、不倫関係を否定。しかし、まもなくして「文春」に、川谷とベッキーのLINEのやりとりが掲載される。「(会見は)友達で押し通す予定!笑」「逆に堂々とできるきっかけになるかも」というやりとりで、不倫は確定してしまった。

 女優・斉藤由貴が医師である男性と、個人事務所として使うマンションで密会したり、恋人つなぎで映画館デートをしている様子を「文春」に撮られたとき、斉藤は「往診してもらっていた」「よろけたので、一瞬手をつないだ」と説明していた。しかし、「フラッシュ」(光文社)に、二人のプライベートなキス写真と、男性が斉藤のものと思われるパンツを頭からかぶっている写真が掲載されたことで、ただならぬ関係であることが明らかになってしまった。

 ベッキー、斉藤の事例から見てもわかる通り、今や芸能人にとって、週刊誌記者の張り込みよりも、スマホからLINEや画像が流出することのほうが、自身を追い詰めるという意味で、怖いのではないだろうか。

 プラスして、世間にさらされたくない自分のデータを、「一般人が持っている」という状況だと、さらに流出リスクは高いだろう。持ち主が芸能人であれば、相手も自身のイメージに傷がつくリスクがあるので、トラブルを避けるための話し合いに応じてくれる可能性はあるだろうが、一般人の場合、そういうしがらみがないため、暴露することに躊躇はない。

 このように芸能人は、ひと昔前なら明るみにならなかった“悪事”が、バレる可能性が高まっているわけだが、NEWS・手越祐也はそういう時代の流れに気づかなかったのか、それとも、自分だけは特別だと思っていたのかーー。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、小池百合子都知事が3月25日に「感染爆発の重大局面」と発表、外出をできるだけ控えるように呼び掛けた。人が集まるといわゆる「三密」の状態が生まれてしまうため、同27日に東京都は花見の自粛令を出している。その後、安倍晋三総理は4月7日に緊急事態宣言を発令、5月25日に解除した。

 そんな中、3月下旬に、手越が安倍総理夫人・昭恵氏ら十数名で花見をしていたことを「週刊ポスト」(小学館)が写真付きで報じている。同誌はこの写真を「参加者のひとりが撮影したもののようだ」と説明。悪い言い方をすれば、昭恵氏や手越は「売られた」わけだ。総理大臣夫人が何をやっているんだと批判されたが、その会合に参加した手越ら芸能人を疑問視する声も上がった。4月1日号「女性セブン」(同)には、この会に参加したカリスマシェフの証言が載せられている。メンバーは芸能人、シェフ、IT関係者で、昭恵氏が頑張っている若手を応援するために開いた会だそうだ。さしずめ「成功者の交流会」と言ったところだろうか。

 この後、5月21日号の「文春」で、緊急宣言下の4月上旬に、手越が複数の女性を集めて、飲み会を開いていたと報じられた。ジャニーズ事務所は事態を重く見て、期間限定チャリティーユニット「Twenty☆Twenty」のメンバーから手越を外すと発表。しかし、手越は処分直後の23日にも、六本木で女性らと酒盛りしていたことをニュースサイト「文春オンライン」が報じた。

 これを受けて、ジャニーズ事務所は、手越の芸能活動休止を発表した。新型コロナは人命にかかわることだけに、動かぬ証拠と共に報道されてしまったら、事務所も見過ごすことはできなかったのかもしれない。

チャンカパーナ
かーくんと手越、只ならぬ親和性の高さ
アクセスランキング