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窪田正孝、志尊淳、玉木宏……“歌声”を披露して「うまい」「中途半端」と賛否両論の男性俳優

2020/05/23 15:00
杜若菖蒲(ライター)

 俳優の窪田正孝が、チルドカップコーヒー飲料・マウントレーニアの新CM「ほどいて、すすめ。篇」に出演し、挿入歌「風をあつめて」で歌声を披露した。フォークロックバンド・はっぴいえんどの同名曲を窪田がカバーしたもので、5月14日から全国で放送されている。

「販売元の森永乳業によると、当初、挿入歌はプロ歌手へのオファーを検討していたそう。しかし、制作担当者が窪田の歌声を気に入り、CMオファーに至ったとか。ネット上では、『イケメンな上に、歌もうまい!』『優しい歌声が印象的。歌ってるの初めて聞いたけど、好感持てた』との声もありますが、『窪田くんは俳優一本でいってほしかった……』『彼の演技が好きなので、このまま歌手デビューとかはやめてほしい』と、本格的に歌手活動に進出するのではないかと不安を抱く声もあるようです」(芸能ライター)

 窪田出演のCMが放送される前日の13日には、俳優の志尊淳が所属事務所・ワタナベエンターテインメントのYouTube公式チャンネルで動画を公開。叔父でシンガー・ソングライターの宮﨑歩氏と共同制作した楽曲「きぼうのあしおと」を披露していた。

「動画の概要欄には、『僕たちにできることはあるだろうか。。。 叔父である宮﨑歩と相談したのが始まりでした』と志尊のコメントがあり、新型コロナウイルス感染拡大防止による外出自粛の中、この楽曲を作ろうとしたきっかけがつづられています。志尊は2018年に出演したソフトバンクのCMでも、米津玄師の大ヒット曲『Lemon』をカバーしており、歌唱力には自信があるようです」(同)

 ネット上では、「歌手としての才能も溢れている。ぜひ音源化してほしい」「本当にいい曲。聞きながら涙が出ました」といったファンからの絶賛が多いものの、「俳優としても歌手としても中途半端になりそう」「一体何を目指してるのか……」とも言われており、賛否両論のようだ。

 若手俳優が歌で注目を浴びる一方、CDデビューまで果たしている中堅俳優の玉木宏は、鳴かず飛ばずのうちにひっそりと歌手活動を終えている。

「16歳のときに地元でスカウトされた玉木は、1998年に俳優デビュー。01年公開の映画『ウォーターボーイズ』での演技が評価され、以降はドラマやCMなどで脚光を浴びました。人気俳優の地位を築き上げた玉木は、04年6月に『Seasons』で歌手デビューを果たしましたが、オリコンランキングの最高順位が14位と残念な結果に終わっています。これまでにシングル10枚、アルバム4枚をリリースしていますが、ほとんどが1万枚に届かない売り上げで、11年6月リリースのアルバム『START』を最後に、歌手活動がストップしています」(同)

 16年5月31日に放送されたトーク番組『チマタの噺』(テレビ東京系)に玉木が出演した際、「(CDを)売るために必死になるのが、ちょっとキツイ」と本音をこぼしたことも。さらに、「音楽は好きだけど、好きだけじゃできないということがわかった」とも語っていた。

 ネット上では、「当時それなりに人気あったと思うけど、CDは売れなかったんだ……」「歌手の世界も俳優の世界も甘くないってこと」といった声や、「玉木宏が歌手として活動してたこと自体知らなかった」「一回も歌ってるところ見たことないわ」など、そもそも玉木が歌手として活動していたことを知らない人も見受けられた。

 さまざまなきっかけで歌声を披露している俳優たちだが、玉木と同じ轍を踏むのだけは避けてほしいものだ。

杜若菖蒲(ライター)

杜若菖蒲(ライター)

幼い頃からワイドショーが好きで、15歳で「リポーター」と呼ばれていた。趣味はリサーチ、特技は妄想。自慢の“地獄耳”で、些細なゴシップも素早くキャッチします。

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最終更新:2020/05/23 15:00
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