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錦戸亮、関ジャニ∞脱退の背景に「違うと決定的に感じることがあった」告白にファン鬱屈

2020/04/29 08:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『GQ JAPAN』2020年6月号(コンデナスト・ジャパン)

 昨年9月末に関ジャニ∞を脱退し、ジャニーズ事務所を退所した錦戸亮。すぐにソロアーティストとして再始動したほか、同12月に元KAT-TUN・赤西仁との共同プロジェクト「N/A」の始動を発表し、最近ではYouTubeにも進出している。そんな彼が『GQ JAPAN』2020年6月号(コンデナスト・ジャパン)に登場。グループやジャニーズを離れた時の心境を語り、ファンの間でさまざまな反応が上がっている。

 関ジャニ∞は、2018年7月にメインボーカルだった渋谷すばるが「海外で音楽を学び、深く追求したい」といった理由から脱退。渋谷は、最後のテレビ出演となった同7月8日の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)が終わった後、公式携帯サイト・Johnny’s webの連載「関ジャニ戦隊∞レンジャー」を更新。錦戸から送られて来たメールに「これからの関ジャニは僕が引っ張って行きます」との一文が書かれていたことを紹介し、「一生忘れません」と、感慨深げに綴っていた。

「実際、錦戸は渋谷の穴を埋めるポジションとなり、関ジャニ∞は6人体制で活動を再開させました。しかし、19年3月上旬にニュースサイト『文春オンライン』が錦戸の脱退説をスクープ。本人が明確に報道を否定せずに半年が過ぎ、9月3日をもって15周年記念ツアー『十五祭』が終了しました。そして、4日にジャニー喜多川前社長の『お別れ会』が執り行われた翌日、ジャニーズは錦戸の脱退と退所を正式発表。渋谷のように“最後のステージ”が用意されてなかったため、気持ちの整理がつかないファンが続出しました」(ジャニーズに詳しい記者)

 そして、錦戸はわずか1カ月後の10月1日に公式サイトやSNSを開設し、自主レーベル「NOMAD RECORDS」の設立を発表。11月から『錦戸亮 LIVE TOUR 2019 “NOMAD”』を行い、12月にファーストアルバム『NOMAD』をリリースした。先にソロ転向した渋谷は、脱退から1年たってから公式ファンクラブ「Shubabu」を立ち上げ、ファーストアルバム『二歳』を出したため、渋谷よりもスピーディーな展開に対し、驚きの声が相次いだ。

 また、錦戸は退所の際に「僕なりの形で、僕なりのエンターテイメントとは何なのかを、改めて考え、これからも発信し、恩返しできるように努めていきたいと思います」とコメントしていたものの、具体的になぜ決断に至ったのか、言及しないままとなっていた。ところが、今回の『GQ JAPAN』では、「アイドル」という肩書に戸惑いが生じた過去や、胸の内をさらけ出している。

 自身が独り立ちを決めた背景には、渋谷の脱退が少なからず影響を与えたようで、「グループはひとり欠ければ、どうしてもバランスが変わってきます。とくにツインボーカルの、僕の片割れがどこかに行ってしまう……。どうにかせんと、引っ張って頑張るしかないやん!と思った。けど、頑張り過ぎたんだと思う」と吐露。

 続けて、「それぞれが、同じ方向を向いてるのかわからへんし、どこまでを目指してるかも掴めんままやった。皆、一生懸命やし、それはあくまで僕の感じ方の問題だったんやろうけど、熱量とか温度にみんなとのズレを感ずるようになっていったんですね。小さなズレとかでも、許されん範囲になっていく状況になるとキツくなる。僕自身、どんどんしんどくなってしまって」と、当時の精神状態を振り返った。

「グループ活動に対する悩みを抱える中で、錦戸は『あ、違うかも、と決定的に感じることがあって……』とも明かしています。その出来事が一体何だったのかは話していませんが、これをきっかけに一人で頑張っていく意思を固めたとか。大手事務所を辞める時は不安もあったそうですが、『責任も全部、負う』と覚悟を決め、踏み切ったといいます」(同)

 このインタビュー内容を受けて、多くのファンは「亮ちゃんがあの時言えなかったことを語ってて、心にどっしりくる内容でビックリ。ブレない意志と、まっすぐな言葉に胸が締め付けられて、泣いた」「『片割れがどこかに行ってしまう……』って、言葉を亮ちゃんの口から聞けてよかった。これからもついていきたい」「『僕の片割れ』という表現にグッときたし、亮ちゃんは7人であることに誰よりも誇りを持っていたんだと思った」「亮ちゃんにとって、すばるが抜けたことが大きかったんだな。『僕の片割れがどこかに行ってしまう』と思いつつ、引っ張っていかなきゃと、頑張りすぎたがゆえの決断」「亮ちゃんのインタビューを見て、やっと納得できたし、ずっとそれぞれを応援していきたいと思えた」と、感激している。

 錦戸の葛藤を知り、胸のつかえが下りたファンもいる一方で、「タラレバの話をしても仕方ないけど、すばるが辞めてなかったら……とか考えてしまった」「『「違うかも」と決定的に感じることがあった』っていうところ、もしかしたら変えることができた可能性があったかもしれないと思うと、苦しい」「『決定的に感じることがあった』って、6人の関ジャニ∞も良いなと思って応援していた身としては、寂しい」「すばるくんが抜けた時は、やりたいことがあるという背景があったけど、亮ちゃんは『決定的に感じることがあった』というのが……スゴく胸が痛くなった」と、モヤモヤした気持ちを吐き出すツイートも複数見受けられた。

 前述の通り、錦戸は赤西ともコラボレーションし、4月にYouTubeチャンネル「NO GOOD TV」を開設するなど、大きな話題になっている。いまだ、錦戸の活動方針には賛否両論あるが、今回の「GQ JAPAN」によって、ファンの理解は得られたのだろうか。

最終更新:2020/04/29 09:07
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決定的に違うって言われちゃうのしんどい……
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