「元極妻」芳子姐さんのつぶやき78

信心深いヤクザは占い好き? 元暴力団員の“人気占い師”が「5月に抗争」「安倍首相は一生安泰」と分析

2020/04/26 16:00
待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻だった、待田芳子姐さんが語る極妻の暮らし、ヤクザの実態――。

信心深いヤクザは占い好き?

 ほとんどの皆様に何かしらコロナ騒動の影響がおありかと思いますが、やはり実際に感染されている方とご家族、そしてお店屋さんなど収入の道を断たれた方は、本当にお気の毒としかいいようがありません。謹んでお見舞い申し上げます。

 歌舞伎座前の老舗のお弁当屋さんが惜しまれつつ廃業と報じられましたが、ニュースになるような名店以外もどんどん閉店していますからね。いろいろ問題があっても、できるだけいつも通りに働いて、お買い物をして過ごしたいものです。

 それにしても、いつまでこんな状態が続くのでしょう。もう飽きましたよね。そこで、オットの元兄弟分のガクさん(仮名)に聞いてみることにしました。ガクさんはだいぶ前にカタギになって土木建築系の会社を経営していますが、それは世を忍ぶ仮の姿(笑)で、実は占い師さんなのです。今は撤退していますが、デパートの占いブースに座っていた時も人気がありましたし、けっこうな有名人も相談にいらしてるそうです。

 何度か書かせていただいていますが、切った張ったの世界で生きているヤクザは、かなり縁起を担ぎますし、信心深い傾向にあります。それが高じてプロになってしまうガクさんのような例も、多くはないですが、ちゃんといるのです。

 ガクさんは西洋占星術ですが、ナントカ易断とかで修行して「〇〇親分御用達」などと評されるプロもいます。そして皆様、鮮やかにモンモンが入っています。ちなみにガクさんが西洋占星術を選んだのは、「女性が好きな占いだから」だそうで、そういうところもぬかりはないですね。

占い師を頼るヤクザの気持ちが今ならわかる
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