【連載】現役コスプレイヤーが“業界の闇”ぶっちゃけます。

人気コスプレイヤー、「セックスが超うまい」大御所ゲームクリエイターと“不倫”した過去ぶっちゃけます!

2020/04/25 18:00
椎名蜜(ライター)

“コスプレセックス”の大きな落とし穴にはまる

 漫画家のXさんもぶっ飛んでいましたが、Vさんもそこそこおかしい人でした。何がおかしいかというと、「自分が作り上げたキャラクター(のコスプレをする私)とセックスするのが好き」だったことです。なんでも、彼は私の写真集を使い、無我夢中でオナニーしていたとのこと。「わざわざ報告すんのかい!」と思いましたが、“ヌケる写真集”を作ることに情熱を注いでいた私にとっては、最高の褒め言葉でした。

 自分が作ったキャラでヌクという行為は、オタクの世界で「オリキャラ(オリジナルキャラクター)でヌク」と言われ、そこそこヤバい行為として見られる場合が多いです。とはいえ、Vさんの場合は、そのオリキャラが商品になって、世界中で“オカズ”になっているのですから、ちょっと次元が違いますよね。

 Vさんは常に、私とセックスをしているというより、自分が作ったキャラクターとセックスをしていたのだと思います。コスプレをしてない私とのセックスより、コスプレセックスのほうが「めっちゃ興奮する」とキッパリ言われましたし……。悲しいような気もしますが、別に嫌な気分ではありませんでした。いや、そう思わないと、この関係を続けていられなかったのかもしれません。

“お花畑”だった私が、不倫して学んだコト

 奥様に対する罪悪感が大きくなったのか、Vさんとはだんだん疎遠になってしまいました。それでも、メールをすれば普通に返事が返ってきますし、仕事の相談にも乗ってくれました。でもやっぱり、当時の私は頭が“お花畑”だったと思います。後悔しても遅いですが、不倫は絶対にやめたほうがいいです。「奥さんと別れて私と一緒になってくれるかも(ハート)」なんて幻想を抱くかもしれませんが、万が一そうなったとしても、今度は自分が捨てられる番になるかもしれないのです。そんな不安と戦い続ける覚悟があるか? と言われると、冷静になれるのではないでしょうか。

 もちろん、奥様に恨まれますし、自分の親族や友人、その他大勢の人からも、「こいつはとんでもない女」として見られるでしょうね。不倫というのは、束の間の刺激を味わえる一方で、誰かが必ず不幸になります。そんな恋愛は、経験上「避けたほうがいい」と断言します。

 それと、コスプレセックスもやりすぎはよくないです。「この人は私のことが好きなのか、それともキャラクターが好きなのか?」と、疑心暗鬼になっていきますよ。新型コロナウイルスの流行が落ち着いたあと、パートナーとの濃厚接触を心待ちにしている方は、ぜひ心に留めておいてくださいね。

椎名蜜(ライター)

椎名蜜(ライター)

元グラドル・現役40代レイヤー。現在は過去の面影もなく、ぽっちゃり系。ひっそりとコスプレイベントに参加するも、ウェブ上では活動自体非公開。過去を振り返ってみて、フォロワーもファンも誰もいなくなったけど、今のほうが幸せ。

最終更新:2020/04/25 18:00
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