7年越しの悲願が

『半沢直樹』、「最悪お蔵入り」の可能性も? TBSが頭を悩ませる「堺雅人のモチベーション」問題

2020/04/22 11:57
サイゾーウーマン編集部
『半沢直樹』(TBS系)公式サイトより

 新型コロナウイルス感染拡大により、テレビ各局の連続ドラマの撮影が中止となり、初回放送日が未定という作品が相次いでいるが、7年ぶりの新作となった『半沢直樹』(TBS系)も、放送開始のメドが立たないようだ。局内でも、放送や撮影の可否は「コロナウイルスの流行状況次第」とあって、「話数短縮」や「放送延期」など、さまざまな案が浮上しているというものの、それ以上に関係者は、主演の堺雅人が、この緊急事態にどこまで対応してくれるのかに頭を悩ませているようだ。

 4月21日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、『半沢直樹』の危機的状況を詳報。撮影は1カ月ほど遅れていて、現時点では2話目までしか撮り終わっていないという。現状、緊急事態宣言が解除されるという5月7日以降、撮影がすぐに再開されれば、予定されていた話数を放送できるというが、しかし現在の状況から解除されるか否かの見通しは不透明で、その保証はどこにもなく、お蔵入りの可能性もあるようだ。

「このスケジュール問題に加えて、TBSには主演・堺の“モチベーション維持”という課題も抱えています。本来『半沢直樹』は、2013年の第1作放送時点で続編化が内定していて、米倉涼子の『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系)のようにシリーズ化するという話まで出ていた。しかし、堺と所属事務所がこれを拒否したため、長らく新作を制作できずにいました」(TBS関係者)

 その後、堺は16年のNHK大河ドラマ『真田丸』で主演を務めたが、これ以降は、さらに「仕事を選ぶようになっていた」(広告代理店関係者)という。

「オファーに対して、ハッキリとしたNGを出すというわけではないものの、一言でいうと『超高額のギャラ』を提示し始めたんです。それこそ、日本ではトップと言われる木村拓哉レベルのギャラを要求された局もあったため、業界的に『堺は連ドラに出るつもりがないから、あんな高額なギャラを提示するんだろう』と言われるように。その後、堺は本人が選んだ映画や、一部CMにしか出演しなくなりました」(同)

 しかし、どれだけギャラが高くつこうとも、TBSが『半沢直樹』を諦めることはなかったようだ。

「水面下でのオファーはずっと続いていたようで、7年越しでようやく続編の放送を実現させることができたんです。しかし誰もが想定しなかったコロナ騒動が起こってしまった。もし撮影が、コロナが収束に向かうまで延期となった場合、堺が同じ条件で出演してくれるという保証はないため、関係者はどうしたものかと右往左往しているのです」(前出・TBS関係者)

 全てのテレビ局が同じ状況と言えるが、長らくの悲願が直前になって“お預け”となってしまったTBS。果たして『半沢直樹』は復活を果たせるのだろうか。

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最終更新:2020/04/22 11:57
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