これが“らしさ”だと勘違いしてそう

「最低の男」「略奪婚のイメージしかない」不倫相手と結婚し“ドン引き”されたミュージシャン

2020/04/18 15:00
杜若菖蒲(ライター)
「最低の男」「略奪婚のイメージしかない」不倫相手と結婚しドン引きされたミュージシャンの画像1
Mr.Children公式サイトより

 2020年4月で放送開始から10年を迎えた朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)のテーマ曲に、Mr.Childrenの新曲「The song of praise」が起用された。作詞作曲を手掛けたボーカルの桜井和寿は、「1日の始まり、テレビに映し出される誰か。その姿を観た別の誰かが“あなたがそうであるなら私も”と希望や勇気で心を強くする。そんなイメージで出来上がった曲です」とコメントしている。

 Mr.Childrenも今年で結成31周年を迎える長寿バンドだが、桜井の不倫問題によって、かつて活動を休止した時期がある。

「桜井は1994年に一般人と結婚し、同年に女児が誕生しています。レコード会社関係の女性で、無名時代から桜井を公私共に支えていたとか。ところが97年2月、桜井はセクシーアイドルグループ・ギリギリガールズの吉野美佳との不倫が発覚。この影響で、ミスチルは97年3月から98年10月まで活動を休止していました。その後、2000年5月に前妻と離婚した桜井は、同6月に吉野と再婚、3人の男児をもうけました。しかし、不倫相手との結婚ということで、ネット上では『イメージ最悪。苦楽を共にした妻を捨てるなんてひどすぎる』『売れたら不倫って最低の男じゃん』『ミスチルの曲は大好きなのに……本当に残念』といった批判と落胆の声が多数寄せられました」(芸能ライター)

 99年にPUFFY・大貫亜美との不倫がスクープされたGLAY・TERUも、桜井と同じような道をたどっている。

「この頃のGLAYは人気絶頂で、TERUの不倫は世間に大きな衝撃を与えました。TERUは下積み時代から支え続けた妻と、幼い子どもが2人いましたが、騒動当時、TERUは『音楽活動を続けていくうえで、今はどうしても亜美ちゃんの力が必要なんです……』と、取材に対してコメントしたんです。結局、00年にTERUの離婚が成立すると、02年4月に2人は晴れて夫婦になりました」(同)

 この騒動をきっかけに、GLAYのファンを辞めた人が続出したとも言われ、ネット上には「どんな理由であろうと、不倫は最低です。もうGLAYは応援できない」「TERUがこんなことをする人だとは思わなかった」「著名人だからって許されない行為」など、厳しい声が相次ぐことになった。

 また、ミュージシャンの布袋寅泰も、「BOOWY」として売り出し中だった86年に歌手の山下久美子と結婚しているが、のちに不倫が発覚する。

「知名度が高かった山下の後押しもあって、BOOWYはモンスターバンドへと成長していきましたが、楽曲提供で知り合った歌手の今井美樹と不倫関係になったといいます。実は、今井と山下は親友でもあり、布袋夫婦の自宅に招待されるほどの仲だったとか。03年に発売された山下の手記『ある愛の詩』(幻冬舎文庫)によると、布袋の不貞を察した山下は今井に相談し、慰められていたといいます。しかし、その不倫相手が今井であり、さらに今井は布袋夫婦の自宅にイタズラ電話をかけたり、離婚届が入った封筒をポストに投函するなど、卑劣な嫌がらせをしていたと明かされています」(同)

 布袋と山下は97年に離婚を発表。そして、99年に布袋と今井が再婚している。当時、「布袋も今井もクズすぎてドン引き」「奪い方がえげつなくて、今井のこと大嫌いになった」と大バッシングを浴びつつも、19年には結婚20周年を迎えた2人。今井は自身のブログに「いろんな日々がありました。山あり谷ありとはよく言ったものです」と20年間を振り返り、「今穏やかな気持ちで今日の日を迎えられて、私は幸せです」と心境をつづっている。

「20年もたつと、すっかり“おしどり夫婦”の印象がつくのか、『まさに理想の夫婦!』『お互いを思いやる気持ちが溢れている』という声もありますが、やはり『略奪婚のイメージしかない』『今井美樹って本当に怖い女だわ……』と、ネット上では拒否反応を示す人もいます」(同)

 時に破天荒な振る舞いが、人を引きつけるミュージシャン。だからといって、不貞行為が許されるわけではないだろう。

杜若菖蒲(ライター)

杜若菖蒲(ライター)

幼い頃からワイドショーが好きで、15歳で「リポーター」と呼ばれていた。趣味はリサーチ、特技は妄想。自慢の“地獄耳”で、些細なゴシップも素早くキャッチします。

記事一覧

最終更新:2020/04/18 15:00
ピアノソロ 今井美樹 Selection for Piano
今井美樹の恐ろしさは語り継ぐべき
アクセスランキング