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鬼滅の刃、ヒプマイ……台湾のオタクも「ランダム商法」に踊らされる! 救世主はセブンイレブン?

2020/04/11 15:00
AKO(ライター)
鬼滅の刃、ヒプマイ 、あんスタ…etc. リアルタイムで日本コンテンツを楽しむ台湾のオタクたちの画像1
(若者の街・西門町にはオタクのメッカも。Getty Imagesより)

 アニメ、マンガ、アイドルなどいわゆる「オタク」文化が旺盛な日本。休日の秋葉原や池袋、大阪は難波などではオタク活動に勤しむ人々が「推し」のグッズを片手に幸せそうな笑顔を浮かべているのが定番の光景だが、今は新型コロナウイルス拡散防止のため、自宅待機を余儀なくされている人がほとんどだろう。終息したあかつきには思いっきりオタ活をしたい! と、私も思っている。そこで今回は、お隣の親日国・台湾のオタクたちがどのように「オタ活」を楽しんでいるのか、主にアニメグッズに焦点を当ててご紹介しようと思う。

 日本のアニメやマンガは世界各国で愛されているわけだが、台湾も例外ではない。近年、配信サイトやネット環境の目まぐるしい発達により、日本の作品をほぼリアルタイムで追うことができるようになり、オタクたちの活動も一層活発化している。また、日本のアニメ・マンガグッズ販売の最大手「アニメイト」は台湾にも進出しているし、中古グッズショップでお馴染みの「らしんばん」や「アニメイトカフェ」もあり、台湾にいながら日本のアニメ・マンガグッズが随分と手軽に手に入るようになった。

 台北市信義区にある大手百貨店・新光三越にはコラボカフェ「MyAnimeCafe」もあり、そこで開催されるコラボは『うたの☆プリンスさまっ♪』『名探偵コナン』『ポケットモンスター』と日本の人気作品を網羅しておりこちらも大盛況だ。しばしば「料理がおいしくない」という意見も噴出するが、こういった声は日本のコラボカフェでも見受けられるので、共通の課題といったところだろうか。

 さて、こうしたコラボカフェやグッズ販売での地獄……否、醍醐味とも言えるのが「ランダム商法」だ。フードやドリンクを注文して数十種類ある中からランダムでコースターがプレゼントされる企画や、缶バッジやアクリルキーホルダーを中身の見えない状態で販売する手法は台湾でも常態化している。自分の好きなキャラクターを手に入れるには、莫大なお金と体力を使い目当てが出るまで飲食するか、(不本意ながら)フリマアプリやネットオークションで購入するか、他人と交換するかの3択である。

 「他人と交換する」これが一番コスパがいいわけで、日本では交換ツールとしてよくツイッターが利用されているが、台湾のオタクは「Plurk」という台湾資本のアプリを使用する人が多い。イメージ的には「文字制限が360字のツイッター」であり、交換のほかにも「日本のイベントに行きます。代理購入受け付けます」「本日発売の缶バッジ、共同購入しませんか? 日本からの送料を割り勘で」といった書き込みがたくさんあり、オタクにとっては欠かせないアプリだといえるだろう。交換は「現地手渡し」「普通郵便」のほか、台湾の「セブンイレブン」では指定店舗同士の郵送が可能なので、こちらも広く利用されているようだ。

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で、「無限列車編」の公開はいつなの?
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