ワニくん大ブームが到来するはずだったのに

『100日後に死ぬワニ』新型コロナで大ダメージ!? “電通案件”疑惑の炎上以降「不運続き」と言われるワケ

2020/04/08 18:28
サイゾーウーマン編集部
『100日後に死ぬワニ』新型コロナで大ダメージ!? 電通案件疑惑の炎上以降「不運続き」と言われるワケの画像1
『100日後に死ぬワニ』(小学館)

 Twitter上で大きな注目を集めるも、最終的に“炎上”に発展してしまった漫画『100日後に死ぬワニ』。ここ最近、世間では、新型コロナウイルス感染症の問題で“ワニくん”どころではなくなっているが、マスコミ関係者によれば「コロナの影響で大ダメージを受けている」という。

「『100日後に死ぬワニ』は、漫画家・きくちゆうき氏がTwitter上で100日にわたり無料連載していた4コマ作品。主人公のワニくんが“100日後に死ぬ”という設定のもと、そうとは知らない彼のささやかで、かけがえのない日々が描かれ、多くのネットユーザーが惹きつけられていました。そして100日後、ワニくんの“運命の日”が公開された際、ネット上には大きな反響が広がっていたのですが、同時に次々と商業的な情報が解禁され、読者は余韻に浸る間もなく、困惑してしまったのです」(前出・関係者)

 同作と音楽ユニット・いきものがかりとのコラボムービーが公開されたかと思えば、映画化決定、種類豊富なグッズ発売と、怒涛のメディアミックス展開が発表された。すると、もともと同作を“純粋”に楽しんでいたネットユーザーの間では「当初から“電通案件”で、商業目的だったのではないか」と、大手広告代理店・電通が絡んでいたとする疑惑が浮上し、「騙された」「しらけた」など批判的な声が噴出。電通といえば2015年、社員が過労を原因に自殺する事件もあったため、「そんな企業が“死”を扱う作品で金儲けするな!」というバッシングも飛び交ったものだが……。

「こうした疑惑を受けて、いきものがかり・水野良樹は3月21日、Twitterできくち氏との対談動画を配信し、電通との関係を否定。きくち氏も涙ながらに、作品を連載した根底には“友人の事故死”があったと説明しました。事情を聞いて、ワニくんに関するプロジェクトの応援を継続するファンもいましたが、やはり確実に“勢い”は衰えることに。また、4月1日からは東京・池袋で作品とのコラボカフェ『100 WANI CAFE』がオープンしていたものの、新型コロナウイルス感染対策に伴い、4日以降は休業となってしまいました」(同)

 そんな中、世間では新型コロナウイルス感染拡大がさらに深刻化し、7日に安倍晋三首相が「緊急事態宣言」を発令。その直後という最悪のタイミングで、『100日後に死ぬワニ』(小学館)のオールカラー単行本が発売日(8日)を迎えた。

「実はこれに合わせて、同作の事務局から、単行本に収録された『100日後に死ぬワニ』後日譚の一部を“テレビ番組限定”で公開する……という案内が、マスコミ向けに届いていました。さらにそこには、8日中に、都内書店で従業員のインタビューなども受け付けると記載されていたのですが、この状況でどうなったのか。時世を考えれば仕方のないことではあるものの、炎上後の同作は、不運が続いています」(同)

 ワニくんに罪はないだけに、世の中が落ち着いた時には、再び注目を浴びられるといいのだが……。

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最終更新:2020/04/08 18:28
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