【連載】彼女が婚外恋愛に走った理由

「早くラブホでセックスしたい」新型コロナ騒動で“自粛中”……不倫中の二児の母、魂の叫び

2020/04/07 19:00
いしいのりえ
(C)いしいのりえ

 家庭を持っている女性が、家庭の外で恋愛を楽しむ――いわゆる“婚外恋愛”。その渦中にいる女性たちは、なぜか絶対に“不倫”という言葉を使わない。どちらの呼び名にも大差はない。パートナーがいるのにほかの男とセックスする、それを仰々しく “婚外恋愛”と言わなくても、別に“不倫”でいいんじゃないか? しかしそこには、相手との間柄をどうしても“恋愛”だと思いたい、彼女たちの強い願望があるのだろう。

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 新型コロナウイルス感染の恐怖が、日々私たちを追い詰めている。テレワークを余儀なくされてストレスを抱える人や、仕事を失ってしまった人、ストックが残り一つしかないトイレットペーパーを眺めて途方に暮れる人など、誰もが少なからず、新型コロナ騒動の影響を受けているだろう。

 漠然とした不安に包まれる中、たった一つの希望を胸に、現状に立ち向かう女性に話を聞いた。

「私の希望は、早くラブホで彼とクタクタになるまでセックスすることです! そのために今、頑張っていますよ」

 今回お話を聞かせていただいた菜美さん(仮名)は、30代になる二児の母だ。現在はご主人と共にフルタイムのテレワークをしている。

「うちの会社、古い体質なので『いかなるときも出社、残業こそが正義』って感じなんです。私は、下の子どもが休校になっちゃったから、早い段階でテレワークになりましたけど、役職がついている上司や派遣社員さんは、いまだに平常営業していますよ」

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