裏方からアイドルに

声優は「整形している人も少なくない」! 業界関係者が「ビジュアル重視」の背景を暴露 

2020/04/04 10:00
サイゾーウーマン編集部
「声優アニメディア」4月号(学研プラス)

 ひと昔前は裏方稼業であった声優も、現在ではアイドルと引けを取らない注目を集めるようになった。西武ドームでのワンマンライブをはじめ、 現在ではテレビの音楽番組にも頻繁に出演している水樹奈々を筆頭に、NHKの不定期特番『おげんさんといっしょ』にレギュラー出演している宮野真守は、6月6日にメットライフドームでのワンマンライブを予定するなど、ステージ活動を精力的に行う声優が増加。

 また、『うたのプリンスさまっ』『ヒプノシスマイク』『アイドルマスター SideM』などのコンテンツは、男性声優が出演するライブプロジェクトが大盛況で、ドームクラスのホールでも簡単に動員してしまうほどの人気を博している。

 このように、より多くの人々に“見られる”職業となった声優は、「以前と比べてビジュアル重視の人も増えてきている」(声優業界関係者)という。

「女性声優は早くからビジュアルを強く意識するようにはなりましたね。声優はもともと『オタク』という場合がほとんどで、あまりファッションやメイクは得意ではないという人も多いのですが、ある程度知名度が上がると、“見られ方”を意識するようになり、それなりに勉強するようです。ちなみに最近では、ビジュアル重視という業界の風潮もあってか、整形をしている女性声優も少なくありませんが、決して事務所が強制しているわけではなく、声優自身が自発的に行っているといいます」(声優業界関係者)

 女性声優の中には、もともとタレントや女優志望だったものの、その道を諦め、次の活路を見いだすために声優業界に足を踏み入れる人もいるという。そういった女性声優は、「最初から“見られる”意識が高いために、ビジュアルを磨くことに長けている」(同)との指摘も。

「一方で、男性声優の場合は、女性声優に比べ、“見られる”意識は低い。もっと単純に『声の仕事で売れたい』という人が多いので、ある程度売れても、見た目や衣装にこだわらない人が大勢います。ただ、だからこその問題があって……ステージ上ではほとんどの場合、衣装が提供されるのでいいのですが、雑誌などのグラビア撮影の時には、衣装を自前で用意する場合があるんです。そういった時、ファッションに自信がある声優なら問題ないのですが、たいていの声優は、個別でスタイリストを付けるなど、別途対応をしなければならないんです」(同)

 とは言いつつも、“見られる”意識を持つ男性声優も「増えてきてはいる」(同)とのこと。

「中には普段着にまでスタイリストに選んでもらっている声優もいるようですしね。いつどんな時にもファンに姿を見られてもいいように、見た目に気を使う流れになってきているのでしょう」(同)

 ただし、現在の若手声優は「『ビジュアル』の個性はあるけれど『声』では誰かわかりにくくなっている」(同)との苦言も。ビジュアルがいいことに越したことはないが、根本的な声の芝居も磨いていただきたいものである。

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最終更新:2020/04/04 10:00
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