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唐田えりか、「杏から東出を略奪するため」に必要だったこと――「結婚とカネ」を考える

2020/03/26 21:00
仁科友里(にしな・ゆり)

唐田が、杏から東出を奪いたかったとしたら……

 なぜこのような不均衡が起きるのか。それは、芸能界という「弱肉強食」「勝てば官軍」の世界では、売れていない人の立場が圧倒的に弱いからだろうが、加えて結婚という契約が、案外「重い」からではないか。

 恋愛と結婚の一番の差は、カネに対する権利と言えるだろう。恋愛なら、カップルのどちらがデート費用などにカネを出そうと、二人がよければ問題はないが、結婚においては、民法がカネの“分担義務”という基本理念を定めている。例えば、民法第760条には「夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する」とある。結婚生活を送るにあたり、必要な費用は二人で協力して出しましょうという意味で、別居中であっても、生活費は分けてはならないとされているのだ。さらに、民法762条には「夫婦のいずれに属するか明らかでない財産は、その共有に属するものと推定する」とあり、結婚後につくった財産は(所有が明らかではない場合)、二人のものとされている。つまり「オレ(私)が稼いだんだから、オレ(私)のもの」とはならないわけだ。この原則を好意的に解釈すれば、“夫婦平等”と見ることができるだろうが、うがった見方をすると、稼いだ金が二人のものになるだけに、収入の高いほうも低いほうも「別れると損」なことに気づく。法律が、夫婦を別れにくくするように、やんわり縛っていると言えるのではないか。

 唐田がどんなつもりで不倫をしていたのかはわからないが、東出を奪いたいと思っていたのなら、「別れると損」というカネにまつわる結婚の原則を打破する必要があったのではないか。唐田が売れて稼いでいるのであれば、東出が唐田に乗り換えても損はないが、そうでなければ、特に唐田と結婚する意味はないだろう。また、唐田が売れっ子の稼ぎ頭であれば、不倫がバレても事務所も全力で守ってくれたはずだ。不倫する女性芸能人にとって「売れているか、稼げているかどうか」は、大きな意味を持つように思う。

 不倫が露見すればバッシングされ、仕事を失う――これまでのスキャンダルを見てわかっているはずなのに、それでも一向に減らない芸能人の不倫。それだけ甘美なものなのかもしれないが、不倫をするなとは言わないものの、せめて売れてから。稼いでいないうちは、不倫はダメ。独身女性芸能人のみなさんは、ぜひ自分が損をしない選択をしてほしいものだ。

仁科友里(にしな・ゆり)

仁科友里(にしな・ゆり)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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Twitter:@_nishinayuri

最終更新:2020/03/26 21:23
寝ても覚めても
唐田は大損してしまったね……

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