ヒットメーカーの作品なのに

波瑠&成田凌の主演映画『弥生、三月』6位スタート! 「あざとい」「薄っぺらい」辛辣な感想も

2020/03/27 12:00
サイゾーウーマン編集部
『弥生、三月-君を愛した30年-』公式サイトより

 ドラマ『家政婦のミタ』(日本テレビ系)などの脚本で知られるヒットメーカー・遊川和彦氏と、人気女優の波瑠、今旬俳優の成田凌がタッグを組んだ映画『弥生、三月-君を愛した30年-』が3月20日から全国299館で公開となったが、初週の映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)は6位止まりで、スタートから予想外の苦戦を強いられている。

「同作は、高校時代に運命的な出会いを果たすも、思いを伝えられずに別々の道を歩んだ結城弥生(波瑠)と山田太郎(成田)の二人が主人公。交錯しながらも惹かれ合う30年間を『3月の出来事だけ』に絞って描くという斬新なストーリーが、公開前から話題を呼んでいました。しかしいざ封切られると、そのストーリーに対し、一部の映画ファンから苦言を呈されています」(映画ライター)

 レビューサイトやSNS上では「泣ける」などの称賛の声に交じって、確かに「せわしない展開」「全体的に薄っぺらい」「『泣かせよう』というあざとさを感じる内容」「今年度の最低エンディング賞ノミネートは間違いない」といった辛辣な感想が散見される。

「劇中、男性ファンからの歓喜の声を見越して入れたであろう『波瑠の女子高生姿』が見られるシーンがあるのですが、これに対しても、『違和感を覚えた』『10代の女優に演じさせたほうがよかったのでは』など冷ややかな声が上がっています。一方、数々の映画賞で主演男優賞や助演男優賞を獲るまでに成長し、いま勢いがあるはずの成田の演技についても、今作に関しては、『昭和くさい』とため息をこぼす鑑賞者もいました」(同)

 絶対的な対抗馬となるような作品がないにもかかわらず、初週の客入りがいまひとつであった背景には、波瑠に対する世間のイメージが根本的に変化した影響もあるのかもしれない。

「世間に一躍その名を知らしめたNHK連続テレビ小説『あさが来た』のヒロイン・白岡あさ役から5年。これまで多数のドラマや映画に出演してきた波瑠ですが、不倫ドラマ『あなたのことはそれほど』(TBS系)の役により、悪女イメージがつき、またトーク番組でモデル時代を振り返って『話が合う人がいなかった』と語るなど、毒づいた発言が『鼻につく』と言われるようになっているんです。朝ドラ時代のさわやかな印象が次第に薄れてしまい、彼女に対する世間の興味も薄れてきているような気がします。成田は、そもそも集客力があるタイプの俳優ではないですから、今後この作品が興行的に成功するかどうかは波瑠にかかっているんですけどね」(同)

 本作の不調が今後の波瑠の女優人生に影響を及ぼなければいいのだが……。

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最終更新:2020/03/27 12:00
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