あつまれ、権力モンスター!

TKO・木下隆行、友近、木下博勝医師……“パワハラ疑惑”が浮上し批判を浴びた有名人

2020/03/29 12:00
杜若菖蒲(ライター)
「楽屋で土下座を強要」「深夜まで説教」パワハラ疑惑が浮上し姿を消した有名人3人の画像1
自分のこと「王様」かなんかだと思ってんのかな?

 3月15日付けで松竹芸能を退所した、お笑い芸人のTKO・木下隆行。同16日、ものまね芸人・ジーニー堤が経営する芸能事務所と業務提携契約を締結したと発表するも、わずか1日で「白紙撤回」となった。

「木下は昨年10月、後輩芸人への“パワハラ疑惑”が複数のメディアで報じられ、表舞台から姿を消しています。事の発端は2018年6月、よゐこ・濱口優とタレント・南明奈の結婚パーティーを仕切っていた木下が、参加した芸人から会費を徴収。しかし、濱口が気を利かせてパーティーの費用を全額支払ったため、返金が発生するはずでしたが、木下はそれをしなかったといいます。その後、後輩芸人のオジンオズボーン・篠宮暁が、同年末に行われたライブでこの件をイジったところ、木下が激怒。楽屋で未開封のペットボトルを篠宮に投げつけ、それが左目に直撃してケガを負わせたそうです」(芸能ライター)

 これだけではなく、木下はあるドッキリ番組に出演した際、仕掛け人となった安田大サーカス・クロちゃんに“マジギレ”し、収録後の楽屋で土下座を強要。さらに、革靴で頭を踏みつけたことが「女性自身」(光文社)に報じられている。

「後輩芸人への暴力行為に対し、ネット上では『芸人としても、人としても印象が最悪。復帰は無理でしょ』『やってることが、もはやヤクザ。後輩たちが本当にかわいそう』『前から好きじゃなかったけど、もう表舞台に出てきてほしくない』などと批判が続出しました。こうした反応を見ても、今後の芸能活動は茨の道でしょうね」(同)

 パワハラ疑惑が浮上し、バッシングされた芸人はほかにも。吉本興業所属の友近は、マネジャーへの暴言などが問題視されていた。

「19年8月発売の『週刊新潮』(新潮社)で、友近が自身のマネジャーに対して『(この仕事は)向いてないから辞めろ』とキツい言葉を浴びせたり、深夜にまで及ぶ説教を繰り返していると報じられました。過去10年の間に、友近のマネジャーは20人も交代しているらしく、同12月配信の『FRIDAYデジタル』によると、友近のマネジャーを希望する人は『一切見つからなかった』とのこと。こうした経緯があり、友近は“専属エージェント契約”に切り替えざるを得なかったといいます」(週刊誌記者)

 友近本人は「新潮」の取材に対して「パワハラの意識はない」と答えているものの、ネット上では「マネジャーは芸能人の奴隷ではないのに、友近は勘違いしてない?」「芸能人とマネジャーじゃ立場の違いが明確だし、本人に意識がなくてもパワハラになると思う」「自覚がないからこそ厄介。今後もこういう態度でやっていくんだろうな」などと指摘されている。

 女子プロレスラー・ジャガー横田の夫であり、テレビ番組でコメンテーターも務める医師の木下博勝氏は、“パワハラ音声”が世間に衝撃を与えた。

「19年12月、『週刊文春デジタル』が木下氏の暴言やパワハラを報じました。木下氏の部下である准看護師・Aさんが告発したもので、決定的な証拠となる“パワハラ音声”も公開。Aさんに対して『障害者なんじゃないか、お前』『まったく子どもかな? お前の親が悪いな』といった暴言を吐く木下氏の声が記録されていました。また、木下氏は『俺を誰だと思っているだ?』が口癖だったといい、日常的に権力を振りかざしていたようです」(前出、芸能ライター)

 木下氏は一連の報道を「事実無根」と否定しているが、ネット上では「テレビではいつもニコニコしてるイメージだったから、暴言を吐くような人だと知ってショック」「こんな医師、誰が信頼するの?」「音声まであるのに『事実無根』って……どういう神経してるんだ」と非難轟々。現在はテレビからすっかり姿を消している。

 ひと昔前と違い、今は権力を振りかざす行為が“パワハラ”として訴えられる時代。彼らはまず、この現実を受け止めるべきだろう。

杜若菖蒲(ライター)

杜若菖蒲(ライター)

幼い頃からワイドショーが好きで、15歳で「リポーター」と呼ばれていた。趣味はリサーチ、特技は妄想。自慢の“地獄耳”で、些細なゴシップも素早くキャッチします。

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最終更新:2020/03/29 12:00
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