2020年1月期ドラマのワースト&ベスト

竹内涼真『テセウス』1位で天海祐希惨敗、『10の秘密』『アライブ』ワースト入り! 1月期ドラマ視聴率ランク

2020/03/23 16:55
サイゾーウーマン編集部
『テセウスの船』(TBS系)公式サイトより

 1月期の連続ドラマ(民放、午後8~10時台)がそれぞれ最終回を迎え、竹内涼真主演の『テセウスの船』(TBS系)が全話平均視聴率13.3%でトップに輝いた。2位には、同じくTBSで放送された上白石萌音主演『恋はつづくよどこまでも』が11.6%でランクイン。初回視聴率の順位では4位と6位スタートだった2作品が、最終的に上位に食い込む結果となった。

 首位の『テセウスの船』は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載されていたミステリー漫画をドラマ化した作品。平成元年に警察官の父親(鈴木亮平)が起こした連続殺人事件を解明するため、主人公・田村心(竹内)が奔走する「泣ける本格ミステリー」だ。あるきっかけから事件当時にタイムスリップした心が、父の冤罪を証明できるかどうか、話数を重ねるほどに視聴者の関心は高まっていった。また、原作者の東元俊哉氏が「原作と犯人が違う」と発表したことから、ネット上で「黒幕は誰なのか」と、推理合戦が盛り上がったことも視聴率上昇の一因だろう。

 初回は11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、視聴率ランキングでは4位にランクイン。1~5話までは11%台だったものの、6話で13.2%を記録した後は14~15%台をキープ。最終回は、シリーズ作の『科捜研の女』『相棒 season18』(ともにテレビ朝日系)を除く今期ドラマの中で最高の19.6%をマークし、全10話の平均は13.3%で、堂々の1位を獲得した。

 2位は、上白石と佐藤健が初共演した『恋はつづくよどこまでも』で、全10話の平均は11.6%。こちらは、円城寺マキ氏による同名コミックス(小学館)が原作のドラマ。医者の天堂浬(佐藤)に一目惚れした主人公・佐倉七瀬(上白石)が彼を追いかけて看護師になり、 5年越しに再会。新人ナースの七瀬が“ドS医師”の天堂に思いを伝え続ける姿を描いた「医療×愛×冒険」の物語だ。

 初回は9.9%と、1ケタで幕を切ったが、佐藤演じる天堂のドS・ツンデレぶりや、“胸キュン”な展開が反響を呼び、10%台が増加。7話で自己最高の11.9%を獲り、8話が12.1%、9話は14.7%と記録を更新し続けた。そして最終回は15.4%で有終の美を飾り、視聴者の間では「恋つづロス」「続編作ってほしい」という声も上がったほど。話題性で言えば今期ナンバーワンの作品となった。

 ベスト3位に滑り込んだのは、天海祐希主演の医療ドラマ『トップナイフ』(日本テレビ系)。初回は13.0%の高視聴率で、ランキングトップに君臨するも、徐々に10.6%(4話)、9.1%(5話)と下降していき、6~10話にかけては10~11%台を行き来した。1ケタは1回のみでなんとか持ち堪えたが、最終回も11.6%と初回超えはできず、全話平均11.3%でフィニッシュ。

 女優主演の医療ドラマという共通点から、当初は米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)と比較する声もあったが、視聴率だけ見れば『トップナイフ』が完敗だろう。

テセウスの船(10)
これで『半沢直樹』がコケたら面白い
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