【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

【ガスト】ファミレスひとり飲み「ベスト5」メニューを発表! 管理栄養士が徹底解説

2020/03/13 21:00
川村郁子(管理栄養士)
photoBさんによる写真ACからの写真

 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

第5回:おつまみに選ばないほうがいい「NGメニュー」って何!? 「アラサー女子ファミレス放浪記」~ガスト編~

 ファミレスで気軽に、そして安くお酒が楽しめることから、昨今人気になっている“ファミレス飲み”。前回の「サイゼリヤ」に続き、今回は平日午前10時半~午後6時に「ハッピーアワー」を実施している「ガスト」にスポットを当てて、おすすめのおつまみメニューを川村先生にご紹介いただきました。

――ガストといえば、チーズや目玉焼きののった“ハンバーグ”メニューが人気ですが、お酒に合うおつまみを選ぶとしたら、何がよいのでしょうか?

川村郁子氏(以下、川村) 「サイゼリヤ」の回でもご説明したように、お酒のおつまみにはアミノ酸やビタミンB群など、アルコールの分解に必要な栄養素を含んだメニューを選ぶといいと思います。たとえばハンバーグと同じお肉でも、「チキテキ・ピリ辛スパイス焼き」は、おつまみによさそうです。

ガスト公式サイトより

 カロリーは762kcalとそこそこ高いのですが、鶏肉がメインなので、タンパク質やビタミンB群などが摂取できますね。また、付け合わせでもやしを一緒に食べることができるので、カリウムなどが摂取できるのもうれしいです。どうしても脂が気になる場合には、鶏の皮を残すという方法もありますが……。個人的には、出されたものはきちんと食べて、食品ロスを防ぐのも大事なことだと思うので、少し運動量を増やすなどして調整しましょう。

――焼き鳥や唐揚げなど、お酒のおつまみに、鶏肉はよく登場しますね。ハイボールと唐揚げの「ハイカラ」なんて組み合わせもあります。

川村 ちなみに、唐揚げを食べる際には、「豆腐サラダ」をセットで食べることをおすすめします。ガストのメニューで選ぶなら、「若鶏の唐揚げ(5コ)」+「豆腐と山芋オクラのねばとろサラダ(S)」の組み合わせは、ひとり飲みにピッタリ。

ガスト公式サイトより

 豆腐にはカリウムが含まれており、唐揚げの塩分を排出する助けをしてくれます。さらに、野菜の食物繊維は脂質や糖質の吸収を緩やかにしてくれるので、「豆腐サラダ」は一石二鳥なんです。

――鶏肉メニューだと、「蒸し鶏&キムチ」や「チキンとモッツァレラのトマトオーブン焼き」などもあり、どちらもお酒に合いそうです。

川村 「蒸し鶏&キムチ」は、あっさりとした蒸し鶏に発酵食品のキムチ、βカロテンを含む青ネギに、食物繊維を含む刻み海苔が摂取できるメニューです。カロリーは125kcalと抑えめで、いろんな食品を1皿で摂取できるのが魅力的ですね。蒸し鶏には、アルコールの分解を助けるビタミンB群も含まれています。

 「チキンとモッツァレラのトマトオーブン焼き」は、トマトやナスなどの野菜が摂取できる点と、チーズでタンパク質やカルシウムを摂取できるのが魅力的。チーズの中でも、モッツァレラチーズは脂質が比較的少なめなので、肥満を気にする人でも安心ですね。また、トマトに含まれるビタミンCも、アルコールを分解するうえで欠かせない栄養素のため、不足しないように補いましょう。

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「よくない」とわかっても食べちゃうんだよね……!