[THE筆跡鑑定ファイル]

沢尻エリカをプロ筆跡鑑定人が読み解く! 自筆コメントから「悪の道」と「依存傾向」が明らかに

2020/02/11 21:00
牧野秀美
沢尻エリカ公式プロフィールより

 2月6日、自宅で合成麻薬MDMAなどを所持したとして、麻薬取締法違反の罪に問われた沢尻エリカに懲役1年6月、執行猶予3年の判決が下った。同日夜、所属事務所エイベックス・マネジメントのサイトに掲載された自筆のコメントの中で、反省の気持ちや更生への決意を表した沢尻の筆跡を、筆跡鑑定人で筆跡心理学に基づいた書籍『自分のイヤなところは直る! 〜名前を書くだけ〜』(東邦出版)の著者・牧野秀美氏に、読み解いてもらった。

もともと一匹狼的だが寂しがり屋の面も

沢尻エリカ謝罪文(エイベック・スマネジメント公式サイトより)

 

――沢尻エリカは、母親がフランス人、きれいな顔立ちゆえ常に目立つ一方で、父親が早くに病死、兄も事故死している複雑な家庭環境で育っています。2007年、主演映画の舞台あいさつで、司会者からの質問に「別に……」と不機嫌に答えたことで、その後大きなバッシングを受け、仕事が激減しましたが、あのふるまいは、もともとの性格から出たものでしょうか?

牧野秀美氏(以下、牧野) 沢尻さんのあの会見は私も見ました。当時まだ10代のわりには大人っぽくて、キャピキャピしたところが見られず、「ずいぶん生意気な子だな」と思っていました。確かに(4)「様」の字の指摘部分の突出が多く、上から押さえつけられるのはイヤなのでしょう。

 (5)へんとつくりの間も狭いので、打ち解けるのが苦手な完全に一匹狼タイプです。さらに全体を見ると、大きな文字と小さな文字が混在していますので、平凡では満足しない、変化を求める気質が表れています。そして、(2)書き始めに少しひねりが入るのと、(3)ハネが強めです。これらは気合を入れて、粘り強く物事に取り組むことを表しています。

 しかし、2019年12月のサイン(牧野再現)は、ひねりもなく、角が丸く、ハネも強くありません。この書面のお詫び文は印字で、名前のサインだけが直筆ですので、こちらの筆跡が普段使いだと思われます。つまり、気合を入れない通常運転時は、のめり込むわりには飽きっぽい面がある、そして、にぎやかなところが好きな寂しがり屋の面も見られるようです。

自分のイヤなところは直る!/牧野秀美
ただ汚い字というわけではなかった
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