『テラハ』レビュー

【テラスハウスレビュー】凌に振り回されるビビと花……愛華の「高みの見物」感に思うこと

2020/02/03 22:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、1月配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

凌の10分<トパスの10秒(テラスハウス29話)

 プロバスケットボール選手の凌は、プロレスラーの花とモデルのビビ、2人から好意を寄せられている。花のことはあからさまにけん制し始めるが、ビビには思わせぶりとも取れるあいまいな態度を取る。そのため最近の配信では、凌とビビのソファーでのツーショットシーンがやけに長く、29話では合計約10分も続いた。ソファー上で、ビビがアピールし、凌がどっちつかずの表情で受け流す、の繰り返しが、動きのない絵面で続く10分間は長い……。何かにつけ「ビビとは話ができる」と言っている凌だが、それほど面白みある会話ができているようには見えない。

 その一方、リリー・フランキーの付き人、トパスの29話での登場は一瞬。主な発言はキッチンでの「氷嚢、探します。これです。すみません」だけだった。ソファー上の動かない凌の10分より、氷嚢を探すトパスの10秒の方が面白い。

“普通の21歳”を出す愛華(テラスハウス第30話、31話)

 トパスから「明らかにビビちゃんと花ちゃんには持ってない感情を愛華には持ってる」「見た目通りじゃないのが魅力的」と告げられた大学生(休学中)の愛華。「慣れてる子、キャバクラみたいって(視聴者に)言われてるけど、普通の21歳だからさ。それに気付いてくれてうれしい」と喜び、ほぼ両思いな雰囲気に。

 別の日の昼下がり、2人は至近距離でソファーに寝そべり、「はあ、まったり休日」「天気いい」「今日暖かい」「ねっ」と熟年夫婦のような会話を交わし、スマホをいじる。31話でも同じ体勢で寝そべり、「クリスマスソング聞いてた♪」という2人。「ザギンでシースー」発言などなかったように、“普通の21歳”感を出してくる愛華の底はまだ知れない。

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