高橋ユキ【悪女の履歴書】

万引き常習犯からさいたま連続放火魔へ――真面目な中年女のウラ側【ドン・キホーテ放火事件・前編】

2020/02/08 19:00
高橋ユキ(たかはし・ゆき)

ノリ子は「おとなしくて目立たず、真面目な人」

 万引きとセットになった放火を繰り返したノリ子は、福島県で生まれ、埼玉県の中学校を卒業後、1976年から、ドン・キホーテ放火事件を起こす2004年までの28年間をさいたま市内の整形外科医院で看護助手として勤務していた。元同僚は、ノリ子をこのように語る。

「おとなしくて目立たない人。トラブルを起こしたという話もなく、勤務態度は真面目だった」

 ところが、同医院を9月1日に退職すると、生活が乱れ始めたという。定職につかず、交際していた男性の実家や元夫の自宅などに身を寄せて生活するようになった。退職直前には、三度目の離婚をしている。

 奇怪な行動も目立ち始めた。退職直後には、交際していた男性宅の玄関ドアにマヨネーズをかけた器物損壊容疑で逮捕されていた。

 「交際相手とのトラブルが絶えなかった。執拗に電話をしたり包丁を持ち出すこともあった」と、知人は語る。同僚には“おとなしくて目立たない人”と評されていたノリ子だが、恋愛においては、こうした面があった。ところがそれも、始まりは98年当時に結婚していた元夫が抱えた多額の借金が引き金だという見方もある。この頃から夫婦仲が険悪になり、ノリ子の性格も「ひどく怒りっぽくなった」といわれる。

――後編は2月9日公開

高橋ユキ(たかはし・ゆき)

高橋ユキ(たかはし・ゆき)

傍聴人・フリーライター。2005年に傍聴仲間と「霞っ子クラブ」を結成(現在は解散)。著作に『つけびの村 噂が5人を殺したのか?』(晶文社)『木嶋佳苗 危険な愛の奥義』(徳間書店)など。好きな食べ物は氷。

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Twitter:@tk84yuki

最終更新:2020/02/08 19:00
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